2020年12月17日

衆愚が賢いとみなす軽薄な短文・一言政治

衆愚は一様に短文または一言政治を好む。そしてそれらの中身が薄いと賢さとみなす。これは彼らの言語知能が著しく低く思考力もろくにないせいだ。そういった人々は簡単にカリスマ的指導者に洗脳され帰依してしまうし、普段から認識を過度に単純化しすぎで詐欺に遭いやすい。

 より精確には、衆愚は一定以上の長さの文が読み取れない。また演説が少々長くなると途中で短期記憶容量がおいつかなくなり、馬耳東風状態になるか、混乱してしまう。
 こういった特徴の人々は、望むと望まざるとにかかわらず隷従的境遇に置かれがちである。そしてそれ以外の枢要な地位をあてがわれても、進退を正しく判断できず、必然に身を誤ってしまうだろう。

 衆愚をそうと見抜けば、その様な集団からは努めて速やかに遠ざかるがいい。彼らは自滅的末路を経るまで、より愚かな方へとあなたの足をひっぱり続けるだけだ。最悪の時、結束主義に陥って彼らの中の賢者を異物とみて攻撃しだし、その集団全体を致死的に迷走させる。