鈴木雄介ブログ
2020年7月5日
おたより
もしあなたと眠りより深い別の世界で
再び巡り逢えたなら
それ自体が奇跡であろうとも
きっと心は同じく鼓動する
死は命を癒やす
だが生きているのはまるで行き先なき船
死に意味がないとすれば
この旅さえそうだろう
探していた宝も失われ残るのは時間だけ
答えはひとつ
うつつにあなたへのたよりを
夢の合間に届けよう
まるで漂着した月の精
底なしの宇宙に雪を降らせ
あなたを沈めたあとで
海より深く
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