2020年5月26日

上品さ

私は今から非常に変わった事を書くが
誰もそれを書いた事がないのも確かだろう
先ず自分は異性愛者であって
しかも異性愛について感受性が発達している
これを一般の人は性欲といっているが
自分の場合それは月が綺麗ですね的なものだ
こうともいえる自分は上品な面があると
しかも謙遜してかなり上品な部類かもしれない
しかし問題は異性愛者は異性愛者ということだ
ブッダは異性愛なんて捨てちまえといった
確かにそうなのかもしれない
ただこれは科学的に不可能だ
去勢しなければテストステロンは分泌する
去勢する理由もない
それで上品な人間にしかなりようがない
ブッダすら子供がいたのだから
それに比べたら僕の方がずっと上品だろう
しかしこれで問題が解決されるわけではない
異性愛者は生涯檻の中に入れられたサルで
その檻から逃れることができない
自分はいづれ脱出できると踏んでいた
だがそれは勘違いだった
神になる方法など見つからなかった
一生人として肉体に縛られている限り
異性愛の鎖を引きずるしかないだろう
他にも沢山の鎖がある
煩悩の鎖を全て断ち切ることができれば
確かに死によって報いられる
しかしそれは死でしかない
知識欲だの利他欲だのも所詮欲で
そんなのに囚われているのも馬鹿げている
つまり人は馬鹿げている