2020年5月3日

痒みと痛みの注意喚起機能仮説

痒みは身体的な異常の検知による無意識的または意識的な自身への注意喚起の安全装置、痛みは身体的な危険部位(又はそれを予想させる精神的刺激)へ意識的に自身を注意喚起させる安全装置。
 従って痒みや痛みを抑える薬の間違った処方は、次の様な場合を除いて、その部位へ生態が自身を注意喚起させる為の健康機能を多かれ少なかれ損なう可能性がある。一定以上の痒みや痛みが生活の苦痛を過度にする場合、又は治療自体、十分な手当てを施してある治療過程の痒みや痛みや、治療が簡易なのにもかかわらず感じる痛みのよう実際的に意味のない場合に、痒み止めや痛み止めに有意義さが生じる。また麻酔なしの手術のよう、気絶級の苦痛が予想される場合にも同様。