2020年2月25日

裏切りの戦略について

明らかに自民支持者を裏切り、保守の大敵となった百田氏が今度は野党・左翼を一括りに下品な言動で罵倒しだして、これ終わったなと。
 右からも左からも、下手すると中道やノンポリからも敵になりかねない言動をまきちらすとは、戦略性が全くない。第二籠池といってる人いたが、それより遥かやばい。
 きのう、これ素で愛国行動なんだろうなと思って誉めるツイートしてから客観視し直して、彼を無条件礼賛してると例えば子供がそれをみて、彼の全人格まで優れてると勘違いしかねないと反省して条件つきに替えた
 が今日の言動みたらもっとやばかった。君子豹変と程遠く、安倍独裁の犠牲になりそう。
 端的にいって彼のファンかそれを偽装するモブ(有権者全体に比べ決して数は多くない)を除いて、全員を敵にしたといってもいい状態なので、近いうちに破滅する可能性がある。
 愛国志士でも政治知能が十分ないと、濡れ衣着せられ社会的無駄死に。生き延びても関係者全員敵にしてるからあとがまずい。

 普段から衆愚を味方にしてる人は、いざとなってもその縁起を十分断ち切るのが難しい。今回自分は彼の言行から人の常住の業をみた。
 普段から衆愚を天敵にしておかないと、おいつめられた時になおさら恐ろしい。周りに群れてくるのが暗愚で悪意の人々なのだから破滅の度合いが甚だしくなる一方だ。

 マキャベリ的知性についていえば、AとBの二大対立勢力があってAを明白に裏切っておきながらBをも味方しない場合、後ろ盾がなければ確実に死ぬ。今後の彼の社会的地位の変転とその顛末は、実に興味深いだろう。
 英雄足る為には無謀に匹夫の勇を示し散るのではいけない。最終勝利で大義を踏むべきだ。