2020年1月11日

法は子供でも全体を見通せるほど簡素でなければならない

罪刑法定主義で法治すればうまくいくだろう、って、実は古典的に間違ってると思う。だって電子政府(e-Gov法令検索)つかって全部の法律網羅してる人、特に丸暗記とか弁護士でもごく一部しかいないんじゃないだろうか?
 法三章の逆で、煩瑣になりすぎるから、徳治・徳政の意義がでてくるわけだ。
 老荘は儒家を形式的だ、そんなに沢山の徳目なんて覚えられるわけないといって山篭りしてた。しかし、徳目なんて高が知れてて10個とかだろう。十分にまとめられてる少数の主要な法原則だったみたいなものだ。

 日本の法律は現時点で9994個あるらしい。全部読まないとゴーン化する。
 9994個もあってしかも書き方も堅苦しくてわかりづらい行政文書状態だから、法治国家はある意味で検察絶対権力に極めて都合がいい。
 ゴーン氏以前から、僕が生きてて一番目立ったのが小沢氏とホリエモン事件だけど、もっと前なら田中角栄逮捕とかも国策捜査の本質に、法治が罠になってる状態がある。

 思うに、サイコ安倍がやめてまともな良識もった議会(できれば両院で違う支配政党)になったら、法は、一般の小中学生でも十分に全体像が見通せるくらいに整理していくべきだ。そのうえで科目として「法律」をつくって基礎をちゃんと子供の時点から教えるのがよい。
 数も法文もまとめて整頓すべき。