2019年7月8日

安倍自爆装置説および小沢組閣戦略

私は今回の参議院でも微修正がある程度だとおもうし、自民寡頭政で日本国が2021年までに本格的に先進国の座から滑り落ちていくのが痛快だとおもっている。現時点でも安倍独裁政下でほぼ法治国家ではない、共産化による国家崩壊の有様だが、今後、ますます悪化し、南北朝鮮に地位を逐われるだろう。

 薩長藩閥はスコットランド商人から輸入した武器で国内外でテロを働き、天皇を教祖として祭り上げながら日帝を破滅させた。その経過では李氏朝鮮を侵略した。天皇や長州閥の悪意が、北朝鮮の開放経済下で特需を受けた韓国の繁栄、それと対照的な安倍独裁政による自殺政治で自滅の末路をとるという筋だ。衆愚は自民党を狂信しているし、山口4区の有権者も権勢欲に酔って安倍氏の大悪政を反省する余地などないだろうから、野党がどう騒ごうと日本国民全般の愚劣さ、悪徳ぶりが単に国家の没落という必然をもたらすだけだと私は見る。つまり衆議の優越がある以上、参議院選挙は茶番なのだ。

 なぜ令和日本がその初期に破滅の道を辿ったか後世の史家のためここに書き記しておくが、はじめに大きく階段を踏み外したのは平成時代、自民党の小泉政権だった。米国かぶれの竹中平蔵なる御用学者が政商として新自由主義に基づく非正規雇用法を通し、自ら派遣会社で私腹を肥やしたのがきっかけだった。
 次に致命傷を与えたのが安倍晋三という政治家で、この男はCIAのスパイとしてアメリカの公文書に名がある岸信介の血の繋がっていない孫、安倍晋太郎という世襲政治家の子として独裁政治を敷き、悪法や不正を繰り返した。そして岸と同じアメリカ追従を行い、アメリカ政府の思うがまま日本を売国した。平成天皇(明仁)は責任逃れの為か譲位を安倍内閣に強要し、違憲立法を行わせてまで無理やり上皇となって改憲の詔勅という難を逃れようとした。明仁は父の裕仁が致命的敗戦をしたのを身近に体験していたので、安倍による平和条項の改竄に裁可を下したくなかったと見られた。勿論、超法規的譲位だった。
 東日本大震災の最中、政権に就いていた菅直人という議員は、岡山の生まれだが山口で幼少教育を受けたので長州閥かぶれになっており、自ら奇兵隊内閣と称し安倍と同じ独裁政を敷いていた。調度福島原発事故が重なったので、菅は戊辰戦争で長州方が侵略した福島に再び致命的被害を与えることになった。
 この2名の山口県に関わりのある人物、即ち菅直人と安倍晋三の2名が、平成から令和に至る日本国政で致死的役割を果たしていた真実はきちんと記しておく。彼らは長州閥幻想に耽り、自らを有能と考える思い上がった無能で、数多の失政を繰り返し、日本国そのものを破滅させた元凶だった。
 なぜ一般民衆が安倍という凄まじい悪政を行った無能極まりない独裁者に長期政権を頼んでいたのか? それは彼ら一般民衆が菅直人の恐ろしい暴走に恐怖を感じ、安定政権を望んでいたからだったのだが、安倍もまた凄まじい悪徳の持ち主、およそダークトライアドの典型だと知らずにすっかり騙されていた。
 中央官僚の方はといえば、鳩山由紀夫が率いる民主党政権が政治主導なるスローガンで官僚を国家の敵かの如く喧伝し恥をかかせたのを前例に、自民寡頭政治へ徹底的に擦り寄ることで地位を保身しようとした。そこで彼らは忖度政治を行い、馬鹿殿が馬を指して鹿と為すのを先回りしてかばい、失政を重ねた。
 東京都内の主要マスコミは、宮内記者会を筆頭とする記者クラブというカルテルを組んでいたので、安倍による懐柔と圧力に負け、ひたすら政権翼賛の報道を繰り返す様になった。こうして国境なき記者団の評価では報道自由度は67位と、恐ろしく低下した。結果、監視は働かず統計不正まで野放しになった。
 安倍は決してできのいい学生ではなく、平気で嘘をつくダークトライアド性は当時から同じだった様で、アベノミクスと幼稚な自称をし打ち出した経済政策も悉く失敗した。三本の矢と毛利家の物語を引くも、兄弟愛を諭した逸話と直接の関係はなく、税金で日本企業を国有化し株価を釣り上げただけだった。安倍は、大久保利通の子孫で薩長藩閥の末裔というべき盟友の麻生太郎と共に、ヒトラー宜しく民衆の洗脳をはかった。ネットサポーターズクラブと名づけられ世耕弘成により作られた工作部隊は、税金で主に若者を極右化させる目的の組織だった。その意図かなって安倍は反アジア外交を展開し危機を煽った。米大統領の地位がオバマからトランプに移ったとみるや、安倍は早速トランプタワーに馳せ参じ、自ら犬の役割を買って出た。こうして安倍は保身と独裁政治の継続の為、いわば進んで宗主国の傀儡となる岸と同じ行動に出た。李氏朝鮮と中華帝国の関係、マキャベリを引くまでもなくこれが亡国の道だった。
 安倍を持ち上げていた人達は、全員が利己心だけでそうしていた。特に激しく礼賛していたのは日本株に資産を突っ込んでいた国内投機家である。そこには自らの懐に税金をかきいれる目的の卑しい下衆根性しかない。他は扇動された愚民、残ったのは返済不能な赤字国債の山だけだった。

 私は生まれて1度も安倍を信じたことがないので、全く冷めて状況を眺めていたから全てを客観視していた。そこからいえるのは、この亡国劇の中で東京都内の主要マスメディアは記者クラブに掌握され、先ず一切、報道機関として機能していなかったということだ。記者クラブは絶対に解体する必要がある。
 そもそも記者クラブがなぜ存続しているかだが、これは一言でいえば皇室が悪い。いわゆる宮内記者会が日本国民洗脳の喧伝機関として、政府と民間の橋渡し役になっているわけだが、この宮内庁2階に存在する日本最大の記者クラブから完全に破壊しない限り、日本全体の報道が腐敗から救われることはない。具体的には、記者クラブを主要な対象とした報道カルテル禁止法を作る必要がある。テレビ放送権を都内の特定大企業(キー局)だけに付与している癒着関係もそれを機に、完全になくさなければならない。マスコミが東京中華思想で全国民を洗脳するのは、地方衰退で少子化や経済不況の原因になっている。
 安倍個人に関していえるのは、この男の悪政三昧は戦後史で最悪なのは疑いようがないし全てを省みると愚劣ぶりは言後を絶するものだから、地獄に堕ちるよりもっと酷い晩年、そして死後の悪評が待っているに違いない。この点は絶対に疑えないところだ。寧ろ安倍忖度組の後始末の方が重要だといえる。安倍を礼賛していた連中の卑賤さは衆目の一致するところで、しかもその中でもネット右翼という単なるレイシストや民族主義者を越えて、御用学者なる最低の部類の者が幾人もいた。彼らは学問の独立を保っていなかったどころか独裁政治を賛美し、謬説を唱え、ひたすら金を懐にしまっていたのだ。焚書坑儒の再来へ一気に近づいていく状況の中で、良心の残っていた学者は連盟で安倍独裁の愚を論っていた。私は彼らを特段ほめるつもりもない。それは知性が多少なりともあれば当然の良識だ。寧ろ御用学者らが本物の愚物で、真の悪党だと日本の歴史がきっかり洗いざらい明らかにしてしまうだけの話だ。その種の御用学者の中には、当時流行していたSNSを通じ、あるいはニコニコ動画というユーチューブもどきサイト等で売名し、表面的な学歴のみでテレビに進出し安倍礼賛の世相を煽っていた道化師の類までいた。無論、彼らの学問業績は三流以下だから単なる似非文化人、ネット芸人でしかなかったのだが。
 福沢諭吉は著述の中で何度も、学者が当時の政治を長期的展望に基づき指導するものだと述べている。その為に民間で独立していなければならない。例えば朝鮮の両班や、中国の読書人だって同じだろう。公家や武士の階級は消え去ったが、この時代でも知識人は全く同じ役割を担わねばならない筈である。

 結局、枝野独裁、立憲寡頭政が危険だという民衆の前提に基づいて、れいわ新撰組や国民民主党という一時編成組織がでてきているわけで、本質的には枝野幸男という人物が信頼されていないのだ。安倍と比べて信頼できない、なんてよっぽど低い信頼性でしかない。日本人のほぼ全員は安倍よりは信頼できる。枝野がなぜ信頼されないか、それは菅直人内閣で官房長官をしていたせいだ。震災中、枝野が安全服を着、NHKで福島原発は安全ですと復唱した後遺症は余りに大きい。勿論安全ではなかったのだから公然と嘘をついていたといわれても仕方がない。だから野党第一党首は信頼できる人物に替える必要がある。

 今から私が言う案は、政治センスの面で多くの疑義がつくと思うが、そもそも今と似た様な危機的状況の中、掲示板で新たな政権構想を述べ、野田や福田内閣を作り出したのは私のアイデアだった。誰も信じないかもしれないが。しかしこれから否応なく、私の公徳ぶりを信じざるを得なくなるであろう。
 現時点の日本国政で、最高の公徳の持ち主は、疑いようがなく小沢一郎という政治家である。この老公以外の人物は、はっきりいって老練さも知恵も経験も足りない。つまり小沢内閣を組織するべきなのだ、端的に。では誰が邪魔なのかといえば枝野という男なのだ。だから安倍退治と枝野おろしが必要である。
 安倍は独裁亡国を辿るしかできない無能なので、正直いって放置すれば勝手に敗戦してくれる。最大の汚名と共に。だが枝野の知能は彼よりはましなので、もう少し難題だ。枝野狂信者らはこの点で、次の側近政治をできると見込んで彼にすりよっているわけだ。結論からいうと自民党狂信者と戦わせればいい。
 我々としては、小沢組閣の為に着々と準備を進め、有力人物を彼のもとに集わせればいい。特に重要なのは米中の次期リーダー格とその側近に彼を慕わせることだ。その間、仮の戦として枝野を矢面に、自民と争わせる。枝野の資質もそれで自民陣営から暴かれるので、無傷では済まない筈だ。小沢氏はオリーブの木構想で野党統一論の立場だった。勿論それができれば早期に自民打倒も可能だろう。枝野という小僭主がつっかえ棒になっているのだが、寧ろこの状況は好都合でもある。自民陣営は全方位を敵に囲まれてしまい、攻撃の的をとりあえず最大勢力の長である枝野に向けるしかないからだ。いいかえれば、自民陣営の力を逆用して、未来の組閣に邪魔な枝野を削らせる。枝野側の弱点が全て暴かれた時に打倒する。私の見るところ玉木雄一郎氏は偶然党首が回ってきて担がれすぎているだけで、哲学は首相になれるほどの器ではない。万一なっても菅直人級の短命に終わるし、恐らくならないだろう。
 小沢氏は持病(心臓)と年齢の面で幾らか心配がある。だが政治家の経験値としてはこの上ない段階にあることだし、実力を十全に発揮させないまま亡くならせるのは日本国全体にとって致命的損失なのは間違いない。安倍による数多の悪政の後始末という東條英機的役割にならない様、十分な配慮が必要だが。
 現時点の日本が置かれている世界史的状況は、米国覇権がトランプの誤導で綻び、代わりに中国ら新興国の高度経済成長がある中、岸・安倍による米属国化体制を脱して自衛隊単独防衛の筋道をつけることだ。これは米政府の在外米軍撤退の戦略にも叶う。同時に新興国経済の恩恵を受ける側に入る必要がある。三角同盟論(日中米正三角形論)が、日中対立は日本人自身ばかりか周囲の新興国全体に損失なかぎり最も妥当なものといえると思うが、この体制移行に最適な人事が小沢首相というのが確かだ。次期主席候補と小沢氏の私的な師弟関係もあった筈だし、そもそも小沢氏は対米対等かつ親アジア的だからだ。
 自分が見るにトランプ大統領の地位はさほど長くなく、次はいよいよ社民系候補が当選し、米国は遂に変貌する。巨大すぎる資産格差に耐えきれなくなっているからだ。その時点で既に安倍は日本の天敵扱いになっているだろうが、代わりに中国が世界で最も繁栄している国として栄華を極めている筈だ。恐らく2020年代~2030年代には私が述べた様になって行くと予想するが、少なくともシンガポール、香港、北京は世界で最も繁栄した都市となっていて、そのころ東京は高齢者が過半以上となって相対的に激しく衰退しているだろう。つまり国政も含め、貿易相手を本格的にアジアシフトする必要があるわけだ。さらに、北朝鮮開放経済の特需は韓国の一人あたりGDPを遙かに引き上げ、日本より先進国とするだろう。その頃、日本はアベノミクスなるものの負債、つまり日経ETF寡占による共産化はとりかえしがつかない株安を招き、物価は藤巻健史議員や徳川家広氏がいうところの超インフレになっている可能性がある。
 今後10年で、周辺国は大幅に成長することが現時点の見通しからほぼ確実だし、米国も安倍傀儡政権をそそのかし日本という貿易赤字の相手を潰したい一心で在日米軍も撤退させ、アメリカGMO作物をおしつけてモンサント漬けにしながら日本農業を破滅させつつ、自動車関税でトヨタ潰しを試みた後のはずだ。つまりアジアシフトを適切に軟着陸させられる人は、少なくとも自由的でなければならないわけで、安倍・麻生、小泉、石原という旧態依然の世襲政治家、そして後任も石破といった保守系列の自民党はお役目御免になると思われる。そもそも対米追従の岸・安倍ラインは売国的でしかなかったのが事実だった。

 結局、私がいいたいのは、安倍はアメリカのでくとして、小泉や岸のよう実に惨めな役割を自任しているのであって、彼は自民党なる対米追従組織が時代遅れになっていく最後の仇花、それも記念碑的な売国キャラなのである。だから私は寧ろ安倍に似非右翼の道化として現実の亡国までやらせたらいいと思う。どこまで安倍に自殺点を入れさせるかだが、自民党が二度と復権できなくなるまで暴走させたらいいのだ。同じ自称長州閥の菅直人もこの意味で使える人材だった。皆は安倍の使い方がいまいち分かってないと思う。彼は無能な努力家なので敵陣に放り込んでおけば勝手に自滅の元凶になる存在である。