鈴木雄介ブログ
2019年7月24日
異星人
この無意味な世にうみおとされ
ひとは死までのあいだなにをみる
みずから意味をみいだし生きよと
哲学者のいうとおり他人に奉仕しても
人々はきみを見下し
しごとを盗み去っていく
極貧のなか絶望しながら
俗人たちの浮かれ騒ぎをながめる
私の居場所はない
この世になぜうまれた
死に至る旅の上で
月のよう貼りついた孤独は
あらゆる夢も洗い流してしまった
冷たい異星人のあいだで
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