2019年6月16日

あいちトリエンナーレ2019の展示企画は男女比の配分的不公平かつ性差を誤った意味で用いている

結果を完全平等にしようとする考え方は、根本的に配分的正義を理解していない誤りだ。人は能力差があるが故に発展してきたのだから、そこで生じた不公平は或る程度の範囲で調整的正義によって矯正されるが、結果の完全平等は決して望ましいものではない。
 この観点から「あいちトリエンナーレ2019」の展示企画は配分・調整の両正義を正しく理解していない代物であり、男女比を意図的に1:1にすることは却って不公平でしかない。
 また同じく「性差」即ちgenderは社会学用語として社会的性差(男らしさ、女らしさといった或る文化からきた紋切り型等)の意味であり、これを性別の男女比1:1にするという文脈にあてはめて使うのは単なる無知もしくは誤導でしかない。