2019年5月23日

下衆の様子をみないこと

下衆の様子をみないこと。これは最重要な人生訓だ。彼らの生態を知るほど卑しさ、悪徳の下限をみる結果になるが、寧ろ我々が知るべきなのは善徳の上限の方だからだ。
 福沢諭吉は海千山千を勧めていたが私はこれが間違いだと経験により悟った。具体的には一部の都民や西日本出身者らの下賎さを見るにつけ無論、連中の生態をしらない方が幸せだったと認識した。ゴータマシッダールタは寧ろ福沢の逆で愚者の言葉を見聞きするなと教訓していた。福沢よりゴータマの見解の方がずっと正しい。
 もし世知に価値があるとしてもそれは抽象的なものであるべきだ。理由は愚劣さの具体例にはきりがない上に詳しく知ろうとも限度があるからだ。そもそも愚者の誤り方は千差万別で体系的でも論理的でもなく、その混沌は学びようがなく学ぶ意味もない類いのものである。