鈴木雄介ブログ
2019年4月21日
波紋
無限に続く夢の間
君は小さな花として
時の回廊に入り込み
迷いながら死んでいく
さも人生さえ不可抗力で
なにも変えられないかの如く
だから幻想を解き
君が虚無だと知らせる
この世さえ中身はなく
だからその恋にも何もない
失望も絶望も希望も諦めも
どんな秩序もない
静かな池に広がる波紋
この世はただそれなのだ
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