2019年4月26日

愚かさが偏見を生む

自分より愚かな人は相手取る必要がない。そして相手の愚かさが卑しさを含むときは、相手取るほど結果が悪くなる。
 凡そ人がなんらかの偏見を身につける原因は、その種の愚かか卑しい他人の誤った考えを知らずしらず覚えこんでしまうことによっている。だから朱に交わると赤くなるといわれるのだ。
 全ての人間がなんらかの偏見をもっているとしても、自分と比べて暗愚なこと、不徳なことが明らかな他人を避けてくらすのが、最低でも無用の偏見を身に着けない為に必要最小限度の生き方だ。 多くの悪徳は偏見の集積によっている。暗愚な相手を説得しようにも相手はそれを正しいと思い込んでいるのだから、当人に反省力がない限り、自業自得に過ぎない。だから単に愚かな人を避けて生きる方が遥かにましなのだ。