2019年4月24日

幸福とは卑しい人と接さないこと

人生の主要な不安、不満、苦しみは明らかに自分より卑しい人がもたらす緊張によっている。俗人を見聞きしないことは究極の救いといえるだろう。
 他人を利用しようとする悪性者に関わるほど、人は不幸になる。だから都会に暮らして幸福になりようがなく、仮にそこで幸福だと思っている人がいてもその幸は何らかの質の低い快楽に過ぎない。
 利他的な人、徳の高い人はそもそも限られた存在だから、その種の人とのみ関わりうる環境は実に限られる。人と接する機会の少ない場所であって、少数の優れた知人しか居ない必要があるからだ。
 SNSで自分より悪徳に満ちた、或いは思慮のない人と接する機会が最小化されていればいるほど、その人の人生は幸に満ちているだろう。