2019年3月26日

絵は現物を一瞬で評価できるのが最もよい点

芸術界は学界とも財界とも違う秩序で、知識・学業・学位・学歴・資産・地位・肩書き・利益・商品・顧客サービスとか世俗的な価値一切が無効化され、「で、作品は?」で何も出せない人は無価値だし、作品があっても「うわ、つまんねえ」「すげー」と一瞬で全評価が終わるからな。そこがすきなんだ俺は。
 俺が絵が一番好きなのは、全評価が最短の時間、一見、ほぼ一瞬で終わるからだ。小説とかくどくどしくて長い上に全部呼んでもくそつまらんことが多いし、映画にいたっては長い間、死ぬほど下らん駄作をみせられ耐えられないから嫌いだ。音楽ならちょっと聴けばすぐ分かるからまだいいけど。彫刻や建築も、一定時間、周りをぐるぐる回ったり、実際に中で体験すればどの程度のものか分かるのがいい。建築は長い間その中でくらさないと本当の価値がわからないところはあるけど。なんにせよ下らないものほど冗長だと思う。
 カントは詩が最高の芸術といっていたけど、絵の方が一瞬でわかる。