過去の絵から代表作えらんでみて思ったけど、自作の様式的変遷を省みると、野獣派(最初の自画像)→写実→キュビズム→新造形主義→琳派→流用(アプロプリエーション)→半抽象→抽象(自称・理想画)という流れできたのがわかった。実際、様式の探求に大きな関心があるし、頻繁に更新する。
専ら自分の今の様式は、抽象表現主義やアンフォルメルとの類似性を否定する必要があるんだが。幾ら理想を投影するという名義づけがしてあっても、外見がただの抽象画にみえてしまうんだよな。理想画、理想主義って確かに様式の定義としては抽象画を主題に対し象徴的に扱う、という意味しかない。そういう考えをもった人は居なかったろうから僕が創始ではあるんだろうけど。どうやったらこの様式をのりこえられるか最近ずっと考えているのだが。