2019年2月19日

さと事件史

一 事の発端
 アラフォー広場に天音(あまね)という高齢の重課金アバターがおり(イベントに常駐している天音ではない)、40代がおもなアラフォー広場の常駐メンバーと折り合いが悪く、それをみてとったちーちゃん(ちー)と絶えず排除合戦をしていた。2018年の初頭から夏頃までの話である(これ以前のアラフォー広場で、政治王レコナーが荒らしのロサから集団いじめを受けていた天音を擁護する為に、将軍りおし・副将軍ちーらと共同戦線を張っていた。詳細は後に書かれる予定の『アラフォー広場史』を参照)。
 その頃、同広場にカートという不良がおり、異性と出会うことを目的にピグを利用することを禁じた規約違反に恐らく該当するであろう、出会い厨ライングループをつくっていた。
 同ライングループのメンバー・ゆっきーは、知りえた個人情報から、カートの勤務先へ行きカートの私用バイク及びナンバープレートを写真に撮り、同ライングループにこの写真をさらした。これにカートは怒り、警察へ行くと、ゆっきーには器物破損やストーカーの疑いがあるかのよう大げさに虚偽告訴した。ここにさと事件は幕を開けた。
 おのりちゃん(onorikonbu、おのり)という同ライングループのメンバーは、ちーの或る証言によれば元ピグ新参であり、カートによる悪行の数々を知らなかった。ちーによれば、おのりはカートの口車にうまく乗せられ、同ライングループに参加していたという。おのりは良心を持った人物であった為、このゆっきーの悪事、即ちカートのバイク晒しをさと・ゆっきーらがひそかに行っていたと同ライングループ内でカートに内部通報した。これにゆっきーと、さとちゃん(さと)という同ライングループのメンバーは怒り、おのりを同ライングループから排除した。
 ほぼ同時期に、天音はピグ友をおのりからきられたという理由でおのりをピグ友からきった(ピグ友からはずすことを、ピグでは「きった」ということがある)。おのりは同ライングループからもアラフォー広場からも居場所をなくし、かなりの課金アバターでもあったアバターごとアメーバIDを削除し、ピグから消えた。ちーによれば、おのりは「後ろめたさ」からさと・ゆっきーらに連絡をとらず、ピグからも立ち消える形になったといい、また、同時期にさとらはおのりの真意を確かめるべく、おのりと連絡をとろうと試みていたという。さとらはおのりによる内部通報を裏切りと考え、おのりからの謝罪を求めながら話し合いの場を設けたいと考えたという。さとらに内部通報への怒りはなく、真相を知り再び分かり合えれば仲良くなれると、ちーに、さとらとおのりとの話し合いの仲介を求めたという。ちーはこれを受け、怖がるおのりを説得し、さとらとおのりの話し合いの場を設けた(さと・おのり和解会議、または、単にさと・おのり会議)。同会議は、アラフォー広場における行司の様な役割をしレコナーファンを称するニョッキ(複数のサブをもつ為、本アバターの通称である)の部屋で行われたとされる。この会議で、おのりはひたすら謝罪の弁を述べた。しかし、さとらは事前にちーへ既に怒りはないと説明したのと異なり、激しくおのりを難詰しだした。更に、ちーによれば、さとらは決しておのりと仲良くする気などなく、真相をききだすどころかヒロ(hiro☆)というカート出会い厨グループから漏れていた広場民女性と共に、おのりによる内部通報を同ライングループへの裏切りと苛烈なまでに責め立てた。ちーはさとらを信じておのりを説得し、円満解決を目指していた立場から、この同ライングループ及びヒロからおのりへの責め苦を前にさとらに裏切られ、面子を潰されたと考えた。こうして、ちーの仲介は、さとらのおのりやちーへの二重の裏切りによって失敗し、さと事件は混迷の度を深めていく。

二 おのり擁護の共同戦線
 アラフォー広場では、レコナーがいないと天音擁護者はほぼ0なので(天音によれば「友」と呼ぶ、イベントその他でのしりあいは少々いるようだが、広場民の目には殆ど擁護者たる立場を果たせていないのである)、天音はしばしば孤立時代に入る。レコナーは天音がこの孤立の中で集団虐めを受けている様な状態になるたび、策をめぐらせ天音を擁護してきていた。一方、レコナーが現実で忙しくピグにこれない間もある。こうして2018年の初頭頃、レコナー不在時にも連日ログインする天音は天音孤立時代にサブ等でこれら広場に於ける集団いじめから難を逃れつつ、政治広場(今の政治に望むこと広場を、ピグの一部の広場民から略して政治、または政治広場という)から、出会い行為や差別・誹謗といった規約違反をくりかえす典型的なピグの荒らしであるとつげき東北(とつげき、とつ)をつれてきて、ちーと対立させ、天音自身を守らせていた。とつは堂々たる荒らしであるから、政治広場でも多数の被害者を出し、これをみてとったちーと激しく対立してきた。すなわち学歴差別・出会い・誹謗などアメーバ規約違反の常習者であるとつと、とつの出会い行為を断ったことによってとつから脅迫をうけた被害者などとつ出会い被害女性らの保護を専らとし、一般良識の観点から対立するちーは、以前から天敵同士だったのであるが、これらの事情の一端について詳しくはレコナー著『政治広場史』を参考にされたい。
 さて天音のとつ庇護者化策謀によってここに、とつげき&天音連合軍と、政治広場のみならずアラフォー広場でも対立することになったちーであったが、天音がおのりを切ったこと(天音のおのりぎり)を本格参戦の後押しとし、これらの同ライングループ及びアラフォー広場で起きていた紛争、通称さと事件へ喧嘩イベント時代から得意の口撃で深入りしていく。
 先ずさとのおのりへの難詰を信義違反とみなしたちーは、さとへ口撃を始めた。こうして、ちーとさとが深刻に対立、アラフォー広場にて7時間近く喧嘩した。ちーはこの大口撃(ちーのさと討伐、または、反ちー派や一般広場民の立場からはさと・ちー戦争)のなかで、既に課金アバターのピグ自主退会によりおのりは内部通報の裏切り視への「けじめ」をつけていたのだから、その後におのりがちーの説得により新アバターでピグに再参加しても、さとらに責め苦を与える道義はないのだというのであった。
 又この頃、こしろ(kosiro)、という自称初心者が現れたのだが、さとはこしろをおのりのサブかと疑い、一方的に激しく攻撃した。ちーはこしろを初心者だと仮定して親しみ、こしろ自身が自らをおのりといっていないと、こしろ≠おのり説の立場から擁護していた。更に、ちーによれば、万が一こしろ=おのり説の方が正しかったとしても、「けじめ」をつけた後の再参入おのりアバターを責めるべきではないのだという。さらにちーのさと討伐の激しさは増した。この激しい戦いの中で、さとは頑強にこしろ=おのり説を自説に採用し続けた。政治広場やイベント等で気楽に都内のよーむというシモネタ男と親しむ、過労しがちなけろたんはアラフォー広場にもしばしば滞在していたがここでさとによるこしろ叩きに介入してきて、こしろをちーとともにかばった。またこの際、レコナーは少なくとも誹謗の被害防止を目的に、こしろの隣で、さとからの最終攻撃に備え、こしろ守護のキーパーとして待機していた。実際のところ、このさとによるこしろ攻撃が開始される直前に、ちーはあまりに事態が深刻で、一人で処理するのはあまりに大変と判断し、政治統治時代から盟友のレコナーにこしろ擁護の救援を依頼していたのである。
 動き出したレコナーはこしろを擁護しつつ、さとにもインタビューアーのよう事情をききとる情報作戦にでた。またレコナーはちーにも上述したさと事件の事情をつまびらかにさせ、さらに以前から同事件を含む広場話を聴いていた天音にも、聞き取りを行って情報収集を行った。集まったあらゆる情報を総合しつつ分析し、レコナーは「この案件は、放置すれば さとvsカート で勝手につぶしあう」と判断、ちーに「引くべし」と告げた。これを聞くや、ちーはレコナーによるさとvsカート同士討ち作戦に一定の合理性は認めつつ、「さとが喧嘩売ってくるならこっちも買うつもりだ」と元喧嘩師としての面目をレコナーに告げた。
 情報によって洞察を得たレコナーの判断は早く、早速、復活したおのりとピグ友になり、ちー・レコナー連合によるおのり擁護の共同戦線を組んだ。またこれらの戦いを、アラフォー広場史においてはさと戦争とも称する。

三 カート討伐前期
 次第に複雑化しだしたさと戦争であったが、カートのサブ(マジカルミステリーボーイ)は事件においてカート派にとって最大の脅威となるであろうレコナーの本格参戦を過度に警戒し、カートから先制してレコナーをベンチブロック(ベンチの前にわざと立ち、広場で動けなくする嫌がらせ)した。この為、レコナーは嫌がらせの先制攻撃をされたことを理由に、カートの前で反カートの立場を宣言した。
 レコナーは警告としてカートに15秒間ほど一度ベンチブロックを仕返したが、この威嚇射撃にもかかわらずカート側に反省はなく、カートはレコナーへ何度もベンチブロックをくりかえした。このためレコナーはカートのこれまでのアラフォー広場での悪行をあげつらいつつ正論で大説教し、カートが今回の事件(通称さと事件)の原因であり、反省すべしと大勢の広場民の前でカートを責めた(この際のレコナーのカート責めを、通称レコナーのカート討伐という)。
 カートはレコナーによる巧みな言葉攻めで追いつめられ、広場民は古参を含め大勢としてカートに迷惑を受けてきていたこともあり、反カートの空気が同事件の場となっていたアラフォー広場003一帯に醸成された。特にカートの出会い厨ライングループから漏れていたヒロは、元来、カートに非同調的な立場であった為、レコナー側の肩を持つ言動をとった。
 徐々にカートは広場民のほぼ全体を敵に回したことが明らかとなり、広場民に寄る辺なく大いに追いつめられ困憊した。しかし、慈母を気取る天音と、かつてのロサによる天音集団虐め時、唯一の天音擁護者というべきアラフォー慈母・蛍のイン率の下がった今、広場に残された最後の良心というべきばばちゃん(ばば)が、カートに救いの手を差し出し、同情まじりにゆるしの言葉を述べカート救援のタオルを投げた。
 レコナーはばばと天音に「この際のカート擁護は、長期的なアラフォー広場の治安にとって有害である」旨を述べ注意したが、ばばは「レコナーさんは英語が堪能で」と難なくかわし、天音も適当な繰言を述べて同注意に従わなかった。このため、カート擁護者がようやく2名うまれ、カートは広場民全員を敵に回すことなく、九死に一生を得た(天音とばばのカート救援)。
 この間、抜け目なくちーはさととのやり取りをスクリーンショットで記録し、いつものようちーブログに掲載、広場民に喧伝工作をはかって、反さとのアラフォー広場民世論を醸成しようとはかっていた。一般アラフォー民衆らの心情も含め、レコナー・ちー連合軍はアラフォー世論について案じていたのであるが、これはレコナー・ちー連合軍の作戦会議中にちーがさと討伐を図る際に気をつけるべきこととして、広場民世論の存在をレコナーが忠告したことに少しはよっていたかもしれない。

四 カート討伐中期
 政治広場(今の政治に望むこと広場)にて将軍りおしのペアであったユミ(YUMI)はカートの出会い厨ライングループの一員でもあったが、レコナー・ちー連合軍がカート・さとを討伐にかかっている最中、ちーやレコナーに親和的なシャアを責めていた。レコナーによれば女神キャラであるユミは、ロサ討伐において愛するりおしを失ってからなぜ、共同性の面からはこの様な奇怪、もしくは混乱しているというほかないふるまいにでているのだろう。それについては以下のユミのその後事情を聞けば、少しは理解が及ぶかもしれない。
 かつてのアラフォー広場で「とと」と出会い関係をくりひろげつつ、アラフォーならぬ高齢の天音排除を名目にくりかえし花火荒らしをはかっていた人物がいた。すなわち皆がアラフォー広場に入った瞬間、とととの共謀で、花火アクションのキャッシュを各PCブラウザにためさせとんでもないピグの重さにし、広場民全員をだれもが動けない恐怖のどん底に落とす魔王となっていたロサ(Rosa、ローザ、ロザ)である。政治広場王レコナー、副将軍ちー、そして英雄にして将軍のりおしによるロサ討伐についてはピグ史において最も美しくかつ哀愁深き華々しい誉れとなり、われらの国の中で語り継がれてきたので詳細についてここでは語らない(レコナー著『大ピグ史』の完成を待つのもよいだろう)。詳しくは『アラフォー広場史』に譲るとして、りおし戦死後のユミの概要を述べておこう。
 伝説的なロサ討伐戦の中で、魔王ロサは「BANが怖くて荒らしと戦えるか(天音による『りおし語録』より)」と雄々しく戦う将軍りおしに致命傷を与えた。またロサ自身も、ピグ史上最高の攻撃力を持つりおしによるピグ致死的な打撃を負いつつサブの女性化などの醜態を晒し、結果「とと」と別れていた。ところがりおしなきアラフォー広場で、ロサは無限の性愛ゆかしい新たな女神ユミに最後の救いを求めることで、ユミの男めかけとなり、花火荒らしする暇すらなくしていたのである。次の段でもう少し詳しく語ろう。
 ピガー(ピグ民をピガー、即ち英語の一般人称風にpiggerともいう)誰もがご存知の通り、りおしはこのロサ討伐戦の連呼攻撃で運悪くBANされ悲運のピグ死を遂げたのであったが、直前に稼ぎのいい仕事として筑波でのつぼ焼きをレコナーと正室ミキに強く勧め、画家としての本業に耽るレコナーらに断られ傷心していた直後でもあった為、大きな悲劇の語り草となっているのは事実である。この際、りおしを失い悲嘆に暮れていたユミを、また自身もとりかえしのつかない傷を負いつつ、出会い厨の本懐でここぞとばかりに誘惑にかかったのがかつての魔王ロサだったのだが、逆にユミの愛の偉大さに魅せられ、ロサ自身の牙はとうに削がれていた。ここで、不倫すらのりこえる人を超えた女神の、偉大なる愛の前で殆ど出会い厨ですらなくなったロサは、ある種の人間らしさに目覚めたのかまでは定かではないにせよ、ユミを出会い厨ライングループに勧誘したカートを人間的な負の感情というべき「嫉妬」のために憎んだ。そうして、上述のレコナーによるカート討伐の最終段階時、擁護者が辛うじて古馴染みの2人(天音・ばば)として残ったものの、やはりカートなき平和を望む広場世論の冷たい目から白眼視されているさなかのカートを、旧魔王ロサは攻撃したのである。これをロサのカート叩きという。

四 カート討伐後期
 カートはちーによる喧伝工作で広場民世論の風当たりも寒く、常駐者の間でさと事件という大事故を起こして追いつめられつつ、レコナーによる討伐を受け、さらにかつての魔王たる攻撃力をもつロサからも打撃を受け、グロッキー状態になった。しかしカートは戦争の最中、もはや習い性となり懲りずに、アラフォー広場の女ピグ・ヒカル(ピグ側ではニックネームに何も表示していない。ID: zozopain)へ愛の告白をしだした。しかしヒカルから、当然のことであるがカートの軽薄さを見抜かれ、適当にあしらわれた(筆者注・レコナーによるカート討伐からこのときまでまだ1時間も経過していないであろう。詳しくはYouTube「レコナーTV」2018/8/31深夜をごらんあれ。カートはさと事件を引き起こした第一原因である己の軽薄さについて、凡そ何も反省していないのである)。
 カートはヒカルから素気無く扱われながら、「天音とばばちゃんだけは攻撃しないでくれ」と冷たい目でカートのいう愛を否定するヒカルへ涙目で述べた。即ち広場排除からすんでのところでピガーたる命を助けられたご恩を返そうと、ヒカルへ天音・ばば擁護を懇願するのであった(カートの懇願、カート懇願)。なおヒカルはこれらの事情をおそらく何も知らないため、「なにいってんの?」とカートの狂人じみた懇願をあしらっていた。
 レコナーはカート懇願の様子をみて余りの悲痛さを示すカートにごく僅かなりとも情状酌量の余地を顧慮しようと天音に、カートをこの広場から排除することの是非を問うた。レコナーは長期的なアラフォー広場治安維持のため、真性出会い厨であるカートを規約違反のかどで追放すれば、より天音の望む平和秩序に近づくのでは? と天音に問うと、天音はなぜか保身をはかり、先ほどの自主的な天音のカート擁護から数十分しか経過していないのにもかかわらず、ふわふわと高額(数万円はくだらないとされる)ガチャ雲に乗りのり、カートに近づいていった。すると天音は天女ならぬ閻魔としてカートに最後通牒を突きつけだした。すなわち、天音はカートに「非表示したぞ」と脅迫じみた言葉を吐き、いつもの調子で女子ピグかどわかしを続けるカートを冷酷に見捨てたのである(天音のカート切り)。
 ところでヒロは今やアラフォー広場常駐者の間で反カート派の急先鋒となっていたが、レコナーによるカート討伐の真摯な説教に感激のあまり、半ば親レコナー派の様相を呈しだした。カートへ「レコナーのいうとおりだよ」と、出会い厨ライングループにすらヒロを入れようとしなかったカートと、ヒロは非難した。こうして四方八方から因果応報の刃でその軽佻さを切り裂かれ、カートの立場からみれば些細な勘ぐりでレコナーに先制攻撃をしかけたばかりに、復讐ばりの逆討伐という散々な目にあったカート討伐後期は暮れていったのだった。

五 セント追撃
 一方、我々はピグ史上でも最大の難関の一つについても、いよいよ語らねばならない。セントについてである。
 愚痴広場や政治広場で出会い厨行為による荒らしの果てに、個人情報晒しや現実にいるユミの子供を直接に脅迫するなど、数多の悪業を行いつつ、愚痴・政治からアラフォー広場に渡る流れ者の未亡人アルファ(アルファルファ、カナリエ)をかどわかした男がいる。当のアルファと同調しつつ、レコナーやちー、そしてユミその他へ悪意ある犯罪まがいの嫌がらせを乱射してきた男がいる。そしておしゃべり部屋ではFX(外国為替証拠金取引)による「本物」を気取り、資産1億円間近と思わせつつ、株式投資で負けこんだ男、「FXで爆益だもんw」系ブログをも閉鎖してからは、専らアラフォー広場で花火を連打する、ロサばりの大悪党。或いは神奈川のストーカー主婦・やまぶどうと同県の政令指定都市から、レコナーの実名をあげつらいつつやまぶどうの撮影した自宅写真をばらまいてやった等と殆ど警察沙汰になりかねない脅迫を平和なピグ内で連呼する男。爆益ブログ削除後に差別用語で異民族・異人種への口汚い排外主義を諸広場中で連呼しだした男。すべて同一の男なのだが、いってしまえば諸広場をまたぐ一大悪党セントである。ヒロがさと事件に関わっている事をみるや、セントはレコナーにそっと近寄り、ささやいた。「ヒロがカートの出会い厨ライングループに入れなかったのは、ヒロは言葉が通じないほど愚かだからだ」と。これをセントの悪魔のささやきという。
 広大な農地をもつ茨城県出身のレコナーを田舎者といい地域差別するセント(だがセントの都内在住者との折り合いは、セント・ユミ戦争を見ればわかるとおりごく悪い)へ、大人の対応で普段は問答無用で非表示にしていたレコナーだったが、このときは偶然セントを表示していた。このため上記の悪魔のささやきが耳に入ってしまった。またユミがこのささやき直前に、広場へ参入してくるや、数年来つづくユミ・セント戦争をはじめその様子は相変わらず激しかった。最中でセントがいつものよう花火アイテムを使い、広場民全体のブラウザ処理を悪意で重くしていることについて、迷惑だとニョッキやちー、レコナーらが警告を行っていた。
 またレコナーのカート討伐や天音のカート切りで気の動転しているカートは、同時的に再開されたセント・ユミ戦争の中で、なぜかレコナーを「愛の第三弟子」という謎の立場にしようとはかっていた(現実において既に二人の弟子がいる為、三人目らしい)。この時レコナーはカートの前にだまって座ると、「カートはヒロを愛してこなかった」とカートを責めるヒロと共に、与太話もどきのやりとりをうんざりとも、憐れみともつかぬ表情で聴いていた。
 セントの悪魔のささやきののち、ヒロとセントのなんらか関係(レコナーは後にわかったことだが、ユミによればセントはヒロと現実で出会い行為を行ったという)をたねに、反カート・親レコナー派へ悪党セントが一時的にとはいえ転化するかを観察しようとしたレコナーは、セントの行動についてこの時わずかに油断した。即ち、普段はレコナーから完全無視されているセントに、レコナーが非表示を遅らせると、これを悪意で喜んだセントは早速、政治広場でのセント近所人、やまぶどうがレコナーの自宅写真を撮影済みだなどとレコナーの実名・苗字を名指ししながら名誉毀損、個人情報晒しによる脅迫紛いの誹謗をはじめた。するとセント同調者のアルファは「あらぁ」「レコナーがかわいそう」などと一応、セントの規約違反行為の被害を受けるレコナーに表面的同情を述べつつも、やはりセントへの同調を変えなかった(後にレコナーのアルファ懐柔時にもわかることだが、アルファは頑迷で、「警察沙汰」や「司法の判断」、或いは「運営の采配」といった具体的強制力なしには、みずからあらゆる悪行を反省せず、むしろ荒らしの肩を持つという忌むべきピグやくざ的な無法者思想の持ち主である)。
 レコナーはセントによる個人情報晒しを含む脅迫ログの証拠収集のためにじっとおしだまり、続いてピグの部屋にもどり、運営にセントの同罪状を通報した。レコナーはセント通報後、アラフォー広場に舞い戻るもすでにセントはいなくなっていた。セント通報を「ナイス」という愛の師匠気取りで機嫌をとりなおしたお調子者のカートをレコナーは一瞥するや、一般広場民とヒロなど少数の残党をのぞけば既にアラフォー広場も閑散としていたこともあり、セントの行動範囲に類推を働かせ、政治広場に追撃した。
 セントとアルファは案の定、政治広場発表席隣の切り株で己の罪についてお茶を濁そうとしていたが、すでにセントの悪党ぶりは政治でも十二分に知れ渡っているので、セントと同じネトウヨ類似思想であるはずのイー(李)からさえ、その場でセントは即座に非難され、孤立し責められていた。レコナーも矢継ぎ早に馳せ参じると、セントを非表示にしつつ、運営に通報したとセント・アルファの前で警告を行ったが、アルファもセントももはや恒常的に体力の高いレコナー(最長で24時間以上の連続戦闘記録があるが、スカウターが破壊されたため正確に計測されていない)によるセント追撃に抵抗するには疲れ果て、味方もだれもいないため押し黙ってその場を濁し、気まずい空気をやりすごすしかなかった。
 レコナーは王子と彼を呼ぶ淑女あまえびのベンチ隣に進み入り、これらのカート討伐・セント追撃が行われている最中にも、なぜかレコナーの広場での行いに嫉妬、かまってくれないとレコナーを責めるわがままな正室ミキからの度重なる連絡をかんがみ、実に大変だった一日をふりかえりながら、疲れの余り眠りにつくのだった。

六 カート討伐翌朝の感懐
 次の日レコナーはおきだすと、ピグのトークに旧友イノからの過労への心配の声が入っている事に感謝の弁と共に、実際のところむしろ不眠症である方のイノへ心配を返しつつ、昨日の事情をかんがみていた。政治広場の治安と政治民の平穏のためには、やまぶどうという現実へのストーカーを刺激しないことが、レコナー個人のみならず、日本国及びピグの治安にとってすら最善であり、このためには政治広場にレコナー自身が近づかないことのほうが望ましいとレコナーは起きぬけの冴えた頭で考えつつ、また、さと事件はカートとさとらの自業自得であるから、深入りすることに意義はない、とちーへこれらの旨をトークで述べた。すると、返答するちーは「政治広場に(レコナーという)正義がなくなるのは望ましくない」と残念がるのであった。ちーはカート討伐後のこの朝、天音が相も変わらず手のひら返しで、アラフォー広場にてレコナーに陰口を述べていたと伝えるも、レコナーは花魁とあだ名した天音の自己本位で老練な性格を達観している為、気にもしないのであった。これらをさと事件において「レコナー・ちーの感懐」という。

七 とつげき東北の酌婦たち
 カート討伐翌日にあたる2018/9/4昼から夜にかけ、形勢不利となっても生き残りをかけるさと・ゆっきーらは一計を打った。すなわち、とつ(とつげき東北)は政治広場のみならずアラフォー広場でも差別まじりのとんでもない誹謗中傷や、愚痴の数々を述べつつ、「(ちーによれば)とつげきの酌婦」天音に見苦しく馴れ合ってきたので、両広場民からの大きな顰蹙を買い、さとらは「とつげき最低」ととつのペンネームを揶揄しながら、公然ととつを罵ってきていた。ところがカート討伐での事態の急変をみてとるや、さと・ゆっきー両名はとつを反ちーの急先鋒として、自ら共の味方にひきいれるべく当の非難の的であった「酌婦」ぶりを模倣し、酒によってピグでサイコパスな憂さ晴らしをするとつの懐柔工作を図った。
 地頭という意味で自身の欲望に弱く、50才での安楽死を望む破綻した肝臓をもつ中年、ごく単純にいえば独り身酔っ払い中年とつのことについて少々述べよう。タン(タンジェント、「tan1°は有理数か。」をニックネームにする医学生ピガー)は、彼特有の高度な知性でとつの愚かな、もしくは悪質な言動をくりかえし論難してきた。ところが親が高卒なこと、或いは現役での受験に失敗し仮面浪人したこと、自身の権力志向を種に入った官公庁での東大を最高峰とし変わらない学閥の風儀などから激しい学歴コンプレックスを持つとつであったから、単なる東北大工学士の自らより高い学歴といっても過言ではない医学生タンによるとつの人倫的・知性的落ち度への批判は大いに心情を害するところがあったようである。とつへの名誉毀損としてタンによるとつ批判をタンの大学に訴えたと、或る朝、あの悪名高いセントに、とつは長々と愚痴をいっていた。じっと黙ってこれをきき、同意してうなづきながら、FXトレーダーをする石工といわれる民間人セントも、官僚主義で横柄な態度をとるとつには頭があがらないらしく見るも情けない様子であったが、それというのもとつは、もうこの6年以上、ピグで毎日、広場民らへ散々に名誉毀損以上の侮辱をくりかえしてきたのだ。このあと書かれる天音ホスト事件の際、とつは「セントはおれの仲間。悪名高いセントを踏みに来た。うわーこれ踏みやすい。ゴミを踏むのは楽しいなー」とセントを悪罵したが、セントは「おやめ」と述べるに留まり、更に見るも情けない奴隷風の媚びぶりである。これらの様々な不道徳な証言や言動だけでなくとつには自身のホームページで「欲望、快楽、権力」とする特有の自己本位なマキャベリズムを自らの信じる三原理としてあげており、サイコパス説もある。この人類一般の良心を偽装としか見なさないとおもわれるとつは、さと、ゆっきーの突然の歓待を場当たり的に喜ぶや、一夜楽しく戯れあい、しかも天音との既存の庇護者関係もあって、自らの荒らしをなんらかえりみずして、いよいよ反ちー連合を強化しつつあった。自らの庇護を目的に明らかな荒らし天音、さと、ゆっきーらを指して、アラフォー広場史では「とつげきの酌婦たち」、またはつづめて「とつ酌婦ら」、とも呼ぶ(なお史観によっては、とつ酌婦らに、子の教育について相談をしたり、「(とつが)嫌いではない」といいつつ、とつと通話したことのあるユミを含む)。

八 レコナーの狂言
 一方、とつ酌婦らの共謀による立場の悪化を危惧したちーはおのりやニョッキ、けろたんらを部屋によび、広場における反ちー連合の拡大への対策ついて、相談を行っていた。
 このちーによる相談の同日(2018/9/4)深夜、レコナーは天音ととつの連携がさらに深まる事を予想していた。いわばアラフォー出会い厨荒らしであるカート一派と、とつ酌婦らの反ちー連合が、とつの糾合行為によりカート・さと・ゆっきー・天音・ユミをまきこみ、しかもロサ・カートらアラフォー広場での主要な荒らし関係者に飛び火しながら、さらに愚痴・政治からの荒らしセント(及び同調者・アルファによる)花火荒らし迷惑行為とも結合しつつあるのを鋭くレコナーはみてとり、アラフォー広場治安の将来を危惧した。ここで先に酌婦らのご都合主義な醜態をアラフォー広場で観察していたレコナーはちーにすべてを報告するや、即座に一芝居を打って出ることを決めた。すなわち、レコナーは突然天音を褒めちぎり、ひたすらもちあげ、美女様慈母様とご機嫌をとりながら、天音に隣席するとつの嫉妬を買おうと努めたのである。サイコな気質のとつもとつなら容易にこの挑発に乗らず、はじめこそいつもの学歴差別的偏見で、とつに勝る高校偏差値であったが芸術系であるため典型的学歴でその知性を計測不能なレコナーを中傷していたが、次第に我慢ならなくなるや、とつは天音に大発情をはじめた。「天音コンプ! 天音がやさしいからなーwwwwぷっぷ」と、周りが青ざめるほどの狂態を、もう中年になって久しいが、レコナーとの愛をかこつにゃこぶとやはりサイコに生き別れたとつは、見苦しくも悲痛に示しだしたのだ(筆者注・出会い厨とつと、とつの貯金通帳を見たにゃこぶが、とつと同住所の別部屋に家賃節約のため同居しつつ、政治統治のためレコナーからの側室化の誘惑の際にうけた甘い言葉、即ち愛を、レコナーからの告白と受け止めていたことは、一部の研究者によるピグ史においては既に知るところとなっている。なぜなら、あるとつの配信の中で、出演したにゃこぶはレコナーの話題になるや顔を赤らめ、愛を語ったからである。この際の、とつのレコナーへの嫉妬と狼狽ぶりは語り草となっている)。これを「とつの天音コンプの大発狂」、あるいは「とつ発狂」という。
 とつ発狂で雌雄は決し、天音は苦しゅうないとばかりにレコナーのほめごろしに負け、ベンチの中央に座った。右手にレコナー、左手に空いた席へ「とつさんこっちきて」「ホストみたいキャハハ」と、天音は色好みの本性をあらわしだした。困ったのはとつである。とつ十八番の学歴差別ネタ(だれにも人気はない。学歴コンプレックスを抱えたままの中年の哀れみを示している)も功を奏さず、天音は可愛いレコナーも手放したくないのであった。しかし実のところ演技を打つ冷徹な戦術知能のもとで、レコナーは酔っ払いとつと、浮かれる花魁天音のもとをそっとはなれ、事態を観察していた気弱な態度のおのりの横に行くと、疑わしい狂言芝居の理由をひととおり説明したのだった。この一部始終をレコナーの狂言回し、或いはレコナーの狂言という。

九 反の自傷爆笑事件
 広場の事実上のお局である天音を狂言師レコナーに釣られ、まとめてとつ派となりつつあった出会い厨連合は総崩れとなった。
 他方でレコナーへのストーカーでサイコパス気質ミューデが、このときもレコナーをストーキングしていた。レコナーはこれがとつ派になびくことを防ぐため、ストーカーであるミューデの隣へ逆襲したが、ミューデはツンデレ・ストーカーでもあるため数度、ベンチをかえてたわけていた。これをみてとったとつは何とか自陣を保とうと、ミューデの懐柔をはかろうと考えた。とつは再び規約違反の教育差別にあたる学歴ネタやら愚にもつかぬ幼稚な侮辱やらをもちだし、レコナーへ度重なる名誉毀損行為をはじめた。だが既にミューデはいつもの如く利己的のみに言動し、とつに通り一遍の応答はするものの、ミューデは(ミューデいわく作家であるレコナー当人ではなくレコナー作品を)偏愛するレコナーの哲学部員となったあとであったため、とつの側の時も既に遅かったのである。
 ところでこの間、レコナー正室であるが、生来の精神障害を抱えるミキは、広場における上述の難所たる統治の労苦を心配したり内助するどころか、逆に、レコナーを責めさいなんでいた。というのも、ミキは26歳でのじさつ願望のある反(反出生主義者)への嫉妬心に駆られていたからだ。レコナーは反が生を否定しながら自殺願望を語る不穏なイベントをピグで開いている場面に何度か遭遇し、やがて反へ生きるのを励ますようになったのだが、ミキの知能にはレコナーの広場統治の激務はみえておらず、また仮に見えていたとしても、自閉症たるミキを過度かつ偏執的に愛することより優先されるべき公務の意義など少しも理解できないのであった。端的にいえば、正室ミキはレコナーのピグ公務の公共的な意義を理解できず、嫉妬によってメンヘラ的かまってちゃんを述べていた。
 レコナーは塵労していた。天音がいつものよう朝方(または深夜)おきだし、家事にいっても、レコナーは昼夜を徹して、花火荒らしセントを抑えるべく運営に通報、セント唯一の擁護者アルファを説得しながら懸命に働いていた。ところが、このさと事件でのレコナー活躍の時間は、のちにミキが宿痾たる自傷画像を構ってちゃんよろしくレコナー哲学部ハングアウトに掲載する遠因ともなった。しかしミキが天敵と見なす反はこの後、反自身の部屋で反が模様替え中に、突然のミキ自傷について程度こそあれ狼狽し相談に来たレコナーの前でw(笑う意味のネット俗語)を連打し、この無礼を重く見たレコナーから縁を切られることになった。ミキと似て青森在住の「じゅん。」が処女厨・流行(流行神、流行り人、はやり)の脅迫に耐え切れず、自傷したことを引き合いに、青森ピガーの病み具合をおどろき語るレコナーをみるや反は大爆笑の意味と受け取れる「w」を10個程度重ねて連打、なぜかレコナーが青森差別をしているかのよう、反はこの真剣な相談の一部の発言を悪解釈した。反は、青森ピガーの自傷する二人について語ったレコナーが、一切の青森県民について不健康だといったかのよう、一般性の範囲について誤解し、レコナーによる差別的偏見の稚拙さに侮蔑的な笑いをしたといいわけするのだが、あらゆる差別や偏見をなくそうと全力で努めてきたレコナーが恋人の住まう青森をひいきこそすれ差別するはずもなく、逆に傲慢な態度で「既に謝罪したろう」と開き直った反の人格的特性もしくはコミュニケーション・スキルの稚拙さに、レコナーは大きな失望や不快感をおぼえた。またこの後、当の話し合いをしている反の部屋に、流行と命が来訪、特に流行は「(大阪人である反のような)関西人は漫才が日常」、命は「(筆者注・恐らくミキを含めていったのだろうが、反のような)メンヘラを構うのは害しかない」という。レコナーが愛するミキの自傷を間接的な勘違いとはいえレコナーの前で大爆笑する返答になってしまったことを軽く見ている反へのレコナーからの尋常でない失望感にいよいよ切迫した事態を悟った反は、少し態度を改めレコナーへ謝罪するも、流行の大阪人漫才日常説に一定の多文化性を認めるレコナーへ自称「リアルゲラ厨」(現実での笑い上戸の意)反は再び偏見だと爆笑をはじめてしまい、手に負えなくなった。レコナーは大阪来訪時、電車内で大阪小学生の日常会話が漫才風なのにカルチャーショックを受けた経験があった。このため、ミキの心配した、反とレコナーの縁はレコナー側から「ゲラ厨(笑い上戸)」反との一切のつきあいを断つことで無事解消したのであった。2018/9/5の深夜から早朝にかけてのできごとだった。これを反の自傷爆笑事件という。さと事件にとっては副次的な出来事であったが、事件の最中にどの様な背景が動いていたかを知るのにふさわしい。

十 アルファ懐柔
 再び視点を広場にもどそう。2018/9/5の朝から昼にかけ、レコナーは一睡もせずアラフォー広場統治に努めていた。そこへちーがやってきて、既に4年にも渡るピグ最長戦争となったセント・ユミ戦争に、ちー得意の喧嘩イベ出身江戸っ子べらんめい口撃での介入をはじめた。広場民からの敵意を買いかねないこの口撃の激しさの副作用を緩和するべく、レコナーはセント花火あらしを通報するよう広場民に告げるた。と同時に、レコナーはセントの荒らし相棒・アルファの恋愛願望をききとることで、セントとアルファの間に入り込みつつ、アルファ側のみの懐柔をはかった。これをレコナーのアルファ懐柔策、あるいは(レコナーの)アルファ懐柔という(なお時系列的にいえば、上述の反の自傷爆笑事件はこの直後におきたことである)。
 レコナー・ちー連合を中心に、広場の勢力図のなかで再び勢いをとりもどしたちー派であったが、天音曰く「決して気弱ではない」おのりは、ちーの勧めで広場に再来したことを気に病み、繊弱そうな態度で広場のレコナーや、ちーへも部屋で済まないと何度も謝罪した。正義漢ならぬ正義乙女を気取るちーは当然これを義に受け、レコナーに親おのりピグ友連盟を確認し、しばしばおのりへの信義を破る天音の老獪な本性をより深く洞察するようレコナーに説くのであった。

十一 ゆきえの発狂癖
 2018/9/5の夜ころ、アラフォー広場003(アラフォー広場3ともいう)で、レコナーへのピグ・リアル両方でのストーカーであるミューデの隣にすわり、レコナーは、ミューデに語りかけていた。ミューデの度重なる良心なき言動の特殊さについて、サイコパス説で解釈できる、と。なおかつミューデが仮にサイコであったときミューデの幸福は如何様になりうるかをレコナー自身に問う様に語りかけていると、隣席していた赤の他人であるゆきえ(yukie)が突如発狂した。ゆきえはサイコパスの専門家かとレコナーを侮辱しだしたが、近くにいた文殊鬼月菩薩ことレコナーの善を信じるピグヲからとめられた。院生・灰猫からサイコパスや心理学についての話をうけたレコナーが哲学部に灰猫を勧誘した最中のできごとだった。どうやらゆきえはこの直前、「セレブ」を俗語的にほぼ金持ちという意味内容の文脈で使ったのだが、英語でいうcelebrityは、名士、有名人の意と、レコナーにこのまちがいを解説されていた。和製英語は外国人との間で誤解をまねきやすいと。また「ミロ」というココア味の粉末麦芽飲料がある家庭は金持ちと述べたピグヲについて、スーパーに比較的安価で売っている商品の常用なのに、中流と富裕層をまとめて金持ちとみなしているのかとピグヲがいなくなってレコナーが疑問視するに、ゆきえはなぜか軽く狂いだしていた。
 つとにゆきえは政治広場でもアラフォー広場でも最近、ほぼ一人で一日中ベンチに座っている奇特な変人だったが、ある日、片親で寂しいなど北海道在住の身をレコナーに語りだし、それを気の毒に思ったレコナーが語りかけると「よくまあしゃべること」と逆切れの嫌味を述べて突然おちるなど、異常な行動が目立った。またゆきえはちょこまかとアラフォー広場で動き、色々な他人へ愚にもつかないお節介で余計な一言を述べる癖があった。したがって今回のサイコパス論時にみせた狂態の根源原因もまた我々にはうかがい知れないが、ゆきえ事情を詳述したのには少々理由がある。というのも、さと事件の本筋から逸れるではなく、2018/9/5朝から昼ころのセント・ユミ戦争のさなか、なぜかユミへ横っ面から攻撃を開始したゆきえはみずから、さと事件に第三者風を装い、参戦する意志をみせていたからだ。ゆきえ当人にその意図があるか否かに関わらず、ゆきえ固有の発狂癖による戦争参加者だというわけである。
 またこの夜、レコナーはかつてロサの相棒として花火連打で天音を追いかけ回し虐めながら荒らしをおこなっていた「とと」に、同広場で出会った。今晩はとレコナーが挨拶するに、レコナーを「かわいい」と評していたととも同じく返して、そのまま物別れになったのだが。

十二 レコナーのおしゃべり部屋調査
 レコナーは2018/9/5同日昼頃、周辺調査を兼ねてピグのイベントやおしゃべり部屋で情報収集を行っていた。するとおしゃべり部屋の株・FX部屋に、セントがいて、レコナーと鉢合わせした。セントは軽く驚嘆すると、すぐに逃亡した。その場にいたアラフォー広場にも出入りしていると語る名古屋女・モンちん(モン)が語るに、「セントは株・FX部屋では本物といわれており」、「悪いうわさは色々きくが」、「この部屋では大人しい」という。またロサを謎に「もて男」と呼ぶこのモンという着物をきたピグアバターは、その場にちょっかいをだしにきた喧嘩イベント民・ずーC(ず~C、ずーしー、ずーちゃん)を擁護しだした。というのも、イベントで自称中学生だったにもかかわらず、株の売買について事実か怪しい行動を語るずーCだったが、ずーCはそののち命イベントで、肉汁というロリコンの都民をだますため女子中学生として偽装していたとレコナーへ言い訳するのだが、レコナーがずーCのウソらしい言動について訝しがるのをきいていたモンは、かなり驚愕したような名古屋弁でそんなこと(ずーCが1年ほど前中学生だったなど)ありえない、とレコナーを責めるよう強弁をはじめた。ずーCはこの少し前、同命イベントで、大阪でバイクに乗る為、免許をとったとレコナーへ述べていたし、諸々のずーC的言動は実に幼稚なので、高校生くらいの年齢かとも類推されうる余地があった。またこのモンの明らかに早計すぎる臆断をずーC擁護の空気とみるやずーCはいつものごとく調子にのり、ずーC曰く「かわいい」とレコナーを気に入っていることもあり、レコナーへピグ友になるよう数度頼んだ。レコナーはこれを断りきれず厄介ごとを抱え込んだとおもった。命いわくレコナーの「自己犠牲」だという。
 セントらの情報収集をはかるため、レコナーは投資についての持てる限りのバフェット的本質を述べた。が投資学について学んだともいえない水準のこと、即ち為替は通貨ペアが限られる為、株式の銘柄選びより楽などと、ファンダメンタル的にどうみても危ういことを述べるモンに、またその種の人たちが「株の負け組」セントの為替投機を本物視していることに、一投資家たるレコナーは半ばよりずっと呆れていた。またその場ではじめてあったであろうずーCの情報についてなにも知らない段階での、より大きな情報を持つレコナーの正直な疑問へあてつけるような、嫌味じみたモンの臆見の底の浅さに、二度とこの人に関わらないようにしようと心に決めつつ、レコナーはなおその場に粘って情報を収集していた。一流企業のおじを持つタクマについて語るレコナーへ、かばおというその場で新たな来訪者が「投資家はうそつきの始まりってことわざ思い出した」とさらにひとたる品位を疑わせる質の低い言動をみせた為、レコナーは二度とここに出入りするまいと決め、「失礼をば」と述べるもはやく去っていった。