2019年2月27日

環境問題は時に顕示的消費の手段になっている

明日食べる分もない貧しい芸術家の前で、食うに困らぬ金持ちが環境問題を語っている。金持ちが大金を使うのは自分の名誉の為で、人の命を救う為でないのがよくわかる。環境問題は普遍的な上に抽象的だから他人を煙に巻き易いんだな。それで金持ち達が自分の地位を誇示する顕示的消費の手段になってきている。テスラもその種の金持ち達に都合のいい会社として興隆してきているわけだ。
 具体的な貧者の為に何か救貧を施した人の方が、効果が曖昧なときの環境問題人より尊い。逆に原発公害を防止する様な当為の為には、環境問題を利用する方が利口だ。教育程度の高い人々が勤労者だった時、救貧には自己責任論をとって冷淡でも自分の地位を高めるという偽善的な方向には魅かれ易いからだ。