2019年1月24日

哲学者と芸術家の同一性と違い

哲学とは言葉で表された思想だ。この定義に基づくと、韻文の形をとる詩や、小説その他の文芸も、科学論文の一切も、雑談とか講演、会話、文通といった言葉を通じた表現も、又まだ自分の脳内にとどまっている考えも、そこに含まれる。
 言語を用いて知恵を友愛する一切の活動が哲学である。この意味で、私は自然哲学(道具としての数学という記号論を含む自然学、通俗的には科学と呼ばれている)や形而上学を行い、私の認識を散文体、口語体、韻文など言語芸術の諸形式を用い表す。更に、私は絵や建築、音楽など非言語表現においても同じことをする。だから哲学者とか芸術家、画家といった呼称は本質的に同一のものを指している。そこにある差は、哲学者と呼ばれる人が口頭か文章による散文体の形式でしか思いを表せないのに対して、芸術家と呼ばれる人はそれ以外の形式でもできることだ。