2018年10月23日

捉え方

同じ物事でも、捉え方を転換すれば幸になる。
 金が儲からなくて苦しいと考えるのではなく、清貧に生きる機会を与えられたと考えよう。魅力がないと考えるのではなく、高尚さは大衆に理解しがたいと考えよう。衆愚に囲まれて苦しいと考えるのではなく、自分が孤高なのは救われていると考えよう。しかもこれらはすべて、以前より正しい見方をすることによっている。通俗的な物の見方はすべて誤っている。
 衆愚の国で邪教祖が国税を貪っているのが事実だとしても、自分がその様な愚民の一員でない事は、既に救われている。
 愚か者が明治維新の際に侵略犯や内乱罪を犯した極悪人らを尊敬しているとしても、薩長土肥や坂本龍馬、岩倉具視や明治天皇といった恩知らずにして裏切り者の悪魔らを模範にしているとしても、自分がその種の大馬鹿者でなかった事に感謝しなければならない。