この世で最も苦痛なのは、卑しい人との関わりだ。人生で幸福を得るのにこれより役立つ教訓はない。自分より卑しい人と、決して関わり合いになるな。不幸のほぼ全ては、卑しい他者が持ってくる。卑しさとは不道徳さだ。卑しい人を助けてはならぬ。卑しい人は逆恨みするからだ。卑しい人との交わりを断て。卑しい人と接さない限り、人が自ら不幸になることはありえない。人生で最も悪い行いは、卑しい人と接点を持つ事だ。卑しい人と関わるくらいなら、一人で過ごす方が比べものにならないほど優れている。卑しい人と親交がある状態より、天涯孤独の方がはるかに優っている。
卑しい人々に囲まれる様な国にあっては、ひたすら孤独を追い求めるがいい。卑しい人の忠告を聞くな。それはひたすら誤っているばかりか、とかく人を不幸に至らせるものでしかない。卑しい人が夢中になっている物事もひたすら悪い。卑しい人に親切にするな。卑しい人は必ず恩を仇で返してくるからだ。
さかしらでいて悪徳に満ちた人は最も悪い。その種の邪悪な人間と一切接するな。すでに関わり合いがあればすぐに断て。
愚かな者と接すれば自らも堕落する。愚者を相手にするな。愚か者に説教してみても、彼らは一切学びはしない。愚者は亡びの悪例としてしか意味をもたぬ。
自分より尊い人としか接するな。その種の人が見つからなければ、他者との交わりを断て。尊い人の孤高は幸福にとって最上の状態と知れ。
自分にまさる一部の知識をもっている人でも、自分より卑しい相手なら関わり合いになるな。その様な人物と接さずとも知識を得る手段はあるからだ。悪徳をうつされるより、知識を別の仕方で学んだ方がはるかにましである。
この世で人は尊い人と接した程度に応じてのみ向上する。他方、卑しい人に関わり合いになるだけ堕落する。自分より尊い人とのみ接し、自分より卑しい人には一切関わり合いになるな。卑しい人々が集まっている場所には近づくな。都会を避けて生きよ。政府や皇族と関わり合いになるな。暴力により支配を試みている政府や、宗教で愚民を洗脳する皇族は卑しいからだ。商売人と接するな。搾取を生業にする人間は浅ましい。