卑しい人は自他を不幸にする事を快楽だと思っている。卑しい人に善性を期待するな。性善的な人ほど卑しい人に改心を期待してしまう。だが卑しい人の殆どは根っから徳を認知する力が弱いのであり、世界を自身と同等以下の卑しさでしか解釈できない。だから卑しい人と寸刻たりとも関わるな。
尊い人とのみつきあい、卑しい人とは寸刻も関わらないということは、いうほど簡単ではなく、ほぼ全ての人は全く実行できない。低俗な人ほど尊卑を分別できないので、卑しい人を尊い人と混同するか、悪平等という意味で同列の比重でつきあおうとする。この結果、尊い人のみが味わえる類の質の高い幸福を、卑しい人々や、凡俗な人々はしりえない。
ひたすら尊い人のみに付き従い、卑しい人とは寸分も関わるなかれ。