2018年7月10日

自慢の反動

成金自慢を日頃行っている都民は、単なる利己心の故に、その多数を占める貧困者や低所得者まで愚者から後光で羨望なり嫉妬されるのを無視しているが、それら多数派の貧者がいざ都民の一員として必然に行うケチなふるまいとか、さもしい根性が衆目のもとに晒されると金持ちのみで寡占されているという偽りの成金都民像が崩されるので、隠蔽やごまかしの為に多少あれ発狂する。こうしてloss効果の一部として、過度に着飾り美化した虚像が剥がされる時、パリ症候群の東京版、東京症候群とみなせる激しい嫌悪感や憎悪心が、反動の強さから必然に都民やその中枢で邪教を奉じる天皇皇族へ向けられる。同じ事は虚勢を張り、古都の虚栄心や古い中華思想から己の地域を自慢し他地域を差別蔑視し易い京都症候群や、国内で極北と極南に位置する珍しい自然という潜在的な観光地幻想に自己像を後光化させ易い北海道症候群、沖縄症候群についてもあてはまる。