人類の殆どが相対貧困の中にある以上、ひとは彼らと共にあるべきであり、自らが他より相対富裕と誇示するのは品位にもとる態度といわれねばならない。聖書(箴言16:19「へりくだって貧しい人々と共におるのは、高ぶる者と共にいて、獲物を分けるにまさる」)にあるよう、寧ろ貧しくとも尊い人を助け、進んで彼らと共にあるべきだろう。
単なる俗物根性の為の贅沢自慢とか、悪徳をもつ富者、貧者に接近することはいずれも望ましくない。聖書では貧者すべてが助けられるべき、と読みとれるが、重要なのは清貧な人物が最も尊ばれるに足る、という事だ。