2018年3月5日

知らない場所への偏見

卑しい人は物事を悪解釈する傾向にあり、よく知らない地域を「自分の住む場所より劣る」とか「何もない」といった風に、悪意ある偏見で差別する傾向がある。逆に尊い人は物事を善解釈する傾向にある為、よく知らない場所を過度に美化して捉える傾向にある。
 これらはよく見知った場所についての正確な認識とは異なる。寧ろ、卑しい人はよく見知った場所についてもふさわしい判断ができず、悪趣味さの為によき場所を貶し、あしき場所を褒める。尊卑は美意識面ではその人がもつ趣味のよしあしであり、趣味のあわない人々は単に別れて暮らすのみならず、人生観自体が異なる。