尊さとは道徳性であり、卑しさとは不徳性である。卑しい人々は道徳性についての理解が足りない。習慣を超えて生まれながら卑しい人々を尊くする事はできない。卑しい人々は道徳的認知の低さによってそうなっている。己の卑しさを改善する人は道徳を悟り、自らの固定観念や思い違いを否定する。
この世の幸福とは尊さの程度に応じて得られる。尊さは地位や身分によらない。皇族はこの世で最も卑しい人々達である。
根っから卑しい人が尊さを認知する事はない。中人以上が尊さを多少あれ認知し、より道徳的な人を敬い、見習おうとする態度を養うだろう。ある集団が別の集団より卑しい場合、その違いは道徳性の差によって生まれている。根っから卑しい人は更に酷い卑しさに憧れる。俗悪さは卑しさの表れであり、都会に集まる人々の特徴である。