鈴木雄介ブログ
2017年4月8日
信じるに足るもの
この世には何もみいだされない
われらのもろ手に抱え込んだ花束も
ゆっくり眠りながら考える物事も
無という手のひらの上で踊るのだ
朝となく夜となく事物は変遷し
一人立ち尽くす宇宙の一点で嘆く
有ると信じた法則は脆くも崩れ去り
愛する人も土に還るとて
この世にみいだそうとした目的といえど
私を十分に奮い立たせる事がない
ただ君を守る為の力が要る
私の全身全霊を懸けて守るに足る
無という神の教えを受けておののく
私の目に映る世界の中で信じるに足るもの
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