悪人達は虚栄によって不幸を買う。俗物が繁栄と魅せているものは、実は腐った果実である。天皇は地上で最も不幸な人間であり、京都人は内部で互いを悪意の極みにより虐待しあっている。東京人は互いを憎み合い、己の下賎な利己目的で搾取し合う。悪人達の好む物が虚栄なのは、麻薬中毒患者がますます悪徳を欲しがるのと一緒である。
悪人達の虚栄を見てとれば、それに近づかず、彼らの悪業の自慢を虚勢とみなして忘れる事が必要である。悪人達を時間をかけて知った所で、得られる物は下賎な衆愚の利己的で卑しい心魂の分析だけである。悪人達を軽蔑する事は、悪人達に憧れたり、彼らを尊敬している人々の愚昧さをも軽侮させるが、この判断は全く正しいものだ。低俗さに対して軽蔑感を覚えなくなったら危険兆候である。堕落した人以外、下俗さに距離を保つ事ができ、救われる。
天皇家が救われる事は絶対に無い様に、悪業を恣にした虚栄の極みにあった京都人は破産していった。東京人が下賎なら、勿論、同じ轍を踏んで不幸の内に死滅していく途上にある。だから悪に近づくな。マスメディアや衆愚の誤解に関わるな。彼らは不幸を崇め、悪業を欲しがる麻薬中毒者なのである。
