2016年12月5日

聖俗

貴人は俗人から理解されえない。また俗人の評価する相手も俗人である。俗人の愛するものは通俗性、低俗さ、悪徳である。俗世に評価されない事が高貴の目安である。俗衆に崇められている相手は間違いなく俗物である。習俗が好む対象はその時代に於いて限りなく低級である。
 貴風は自体に価値がある。世俗的な事は意味がない。同時代的俗人らは単に、道徳的に低劣なのである。彼らは意味内容がない。彼らは動物に丸で等しい。天皇と呼ばれてきた存在は、その時代において最も低劣な形態である。天皇が最低の俗物である。俗衆の認める権威は、それ自体、俗悪さの表彰だからだ。