鈴木雄介ブログ
2016年6月28日
偶像
この世が始まってから君は輝いていたし
死後もそうだろう
だが人々はそれに気づくや
君を偶像に仕立て上げた
君は何者かに似せられ
さも人の姿をした人形につくられた
あの世にたどり着いてなお君は美しく
現世の通りだろう
だが人々がそれに気づくや
君の偶像を壊してしまった
我々の前に残った現実の欠片さえ
すべては虚しい
我々の望んでいた現世など崩れおち
すべては無駄足
次の投稿
前の投稿
ホーム