鈴木雄介ブログ
2015年12月28日
書道論
字体を改良するのが書道であり、習字とは字体論である。独創的な現代字体をうみだすのが書道の美術的意義である。
楷書あるいは永字八法は筆向けの古典的字体であり、現代のボールペン字の為のものではない。現代字体の規範はむしろゴシック体に近づけられねばならないだろう。
書道は意味を伝える事が第一義であり、色彩で視覚的情景を美化する絵ではない。この為、文字の形格好より、記号化した象形文字以後の単位図形が単純で、かつ、誤解がないほどにそれは望ましい字体となる。
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