2015年10月11日

日本学

なぜこの島国の人達は、天皇制を始め、愚劣な世襲の指導者を背後から操ろうとするのか。『菊と刀』にある様、紋切り型を好むという保守主義の理由で? 方や優秀な指導者(徳川慶喜の様な)が出現すれば嫉妬やねたみ、恨みでひきずりおろす。無能を長にしたがる民衆を持つ国が幸せだろうか。
 薩長土肥の恐怖政治を褒めちぎっている連中は、一様に、ルサンチマンに共鳴する類の社会的弱者である。要するにこの国の民は、天皇家等の専制政治に馴らされて、且つその絶対主義制度への本質的な怨嗟の念から、出る杭を打つ。そして長を人形化し、体制を形骸化させつつも、露悪のためそれを表面的に維持しているのだ。