鈴木雄介ブログ
2015年6月9日
死後
劣悪な人間については一瞬でも早く忘却したいので、死後だれも語らない。聖なる、貴い人間は死後も、人々から惜しまれとわに語り継がれる。卑しい人間が消えてもだれも語らない。語ると不愉快になるからだ。貴い人間を語ることは快適である。卑しい人間は生前にも言葉へ耳を塞がれている。貴い人の言葉は傾聴される。聖なる人の言葉は、死後も記録が残される。
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