私は日本国や天皇家より偉大で、重要だ。全ては1人の芸術家の為にあるにすぎないからだ。私より天才は二度と生まれない。日本国は滅びても、私の作品は永遠に滅びない。日本国は1人の芸術家に仕える為の装置にすぎなかった。私が作品を残す為の舞台装置が日本国だ。芸術が最も偉い仕事だ。重要ではない事はするな。重要な仕事は芸術1つだけ。芸術は永遠、人生は一瞬。古代ギリシア文明でのこったのはパルテノン神殿1つ、建築家と美術家の名誉だけが残った。数え切れない数の人間の業をみた。芸術家は最も神に近い職業である。何かを作り出す事ができるのは芸術家だけである。その人がいなければ、永遠になかった様なものを。優れた作者が名前をのこすのは後世の画家らにとって模範としての意味があるのだ。だから名前は必ず残さねばならない。作品はその人自身だ。自分の人生の全て芸術に捧げてしぬのだから、作品が己自身の結晶となる。命を燃やしてつくっているのだから。