2015年3月9日

祝い

僕が出会う筈だった人がいないのだから
もう僕の人生はどこまでいっても同じ
幕を閉じた様に何もなく
月明かりのもとでさみしく佇む
何をか探している猫
僕の世界が終わる時まで
探し続けている魔法の様
何かの奇跡が再びあの星を呼び返し
宇宙自体の因果を
我らの目的を探り当てて
僕が望んでいた未来をまざまざと見せ
扉を開けて起こる風に君の一言が甦ります様
磯原に吹く一陣の潮風が我らの幸を
どこからともなく響く潮騒に祝い賜う様