鈴木雄介ブログ
2014年7月15日
梅雨の眠り
僕には何もないが
もどって行く世界だけがある
宇宙に残された全ては溶けて
月日だけ取り残された
あじさいが咲いては枯れる様
人類は少しずつ歩んでは絶えるだろう
僕には何もなくて
もどって行く自然だけがある
この町に作られた絵の一枚は
やがて未来を潤すことだろう
あじさいが咲いては枯れる様
この星に作られた瞬きの合間
信じていた囁きの消え方に
我々は少しずつ生きては眠るのだろう
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