もっと早く気づければ
夜が足早にすぎさりはしなかった
だれもいない休日の公園
そろそろと雪の足音がする
君が大事にしていた
いろんな思い出
絶対に正しい真実
僕が知る筈だった心
そっくりにうつりこんだ
悟りたいことも
真理の輝きと共に
永遠の旅にねむり
再び会うことを望む
そうであればこそ
まちがい様がない
遠くの鐘のねを聴いて
わずかずつ時代を手にして
待ち構える瞬間をさぐることができる
風の先々で鳴り響く
手に入りがたい真理の中に
まちがい様のない
確かな建てかたのおとを聴く
徐々にあれ大地を浸して
降り注ぐとこしえの祈り
ゆえも言葉も消えさり
手にしがたいさきわいの冠に
みなもの漣は果てしなく
白鷺と雀から朝のみ歌を奏でさせた