2013年9月30日

地勢

善美の地をそしる者は、醜悪の地に親しまれる。善美の地に親しむ者は、醜悪の地から疎まれる。あしき趣味は、よき趣味を理解しえない。よき趣味の者は、善美の地に住まう。

2013年9月28日

水戸遷都論

原発に依存した悪徳の首都東京は一刻もはやく解体した上で、これまで極悪の東京から侮辱されたり、原発及び放射能で汚染されてきた地方を救い、東京電力株式会社ならびに日本原子力発電株式会社の原発はすべて漸次廃止させ、放射性廃棄物は悪の東京都内へ最終処分を決定して業の責任を取らせ、なおかつ長らくわが国の首都を商用原発の開発から廃炉へ至る高技術で支えてきた功徳の水戸へ遷都せねばならない。そして全く新しい、生態学的永続性のある、再生可能な自然主体による省エネルギー系の首都を築き上げねばならない。

2013年9月27日

すこし気の利いた
転がった
かぞえきれない
計画どおりのそら
すこし時がすぎ
みつかった
かかえきれない
実験どおりのこと
教義に報告
魔法にとけた
追尾した原因
ひろめられた未来
回転したまぼろし
とけてしまった氷

白昼夢

誰の前に咲いた花かさえ
ひとしれず
ひたすらゆめは終えられた
おきているあいまにみた
絶対に正しいことわりは
おしまいまでにおそわった
ゼロからよるをのりこえて
ひたすらいまはつきとめた
油断のさなか
ひたすら月はまわっていた
はじまりからをのりこえて
希望はゆめをひきさいた
現実のうえに
ひたすら花がさいてはちった

功徳

どんなに努力してものりこえられない
この失われていく現世のうちに
卑俗で救い様がない愚物らをみた
彼らはうまれてきた理由もなく
現実をわたっていたが
僕は自らのたましいが見た
絶対の真実を覚えつづけた
偉大でまぎれのない賢者のごとく
この世を駆けていく力のごとく
僕は自分自身を救おうとしていた
どんな絶望のなかでもあきらめずに
たったひとつの希望を見つめていた
聖者達が諭した様に
来世へ功徳を積み続ける為に

2013年9月26日

偉大

偉大な人である様に
子供は誰を模範にしたろう
とるにたらないこの世の栄華
名声や金銭
皮肉な代償に心奪われ
永遠から目を背ける事なく
偉大な心である為に
青年は何を犠牲にしたろう
道すがら見つけたひと束の花
挿した花瓶はもう崩れてしまい
あとにのこるのは描いた絵だけ
偉大な魂である故に
老人は何を伝えようとしたろう
あとにのこされた子孫の世界へ

2013年9月25日

自慢してる
しりもしない嘘
しりたくもない
絶対に正しい真理
しずかにだけど
万物は間違っている
僕だけが真実をみた
春夏秋冬が洗い流す
事実
しりたかった虚偽
しりたくもない
朝昼夕晩がくりかえす
人類は間違っている
僕だけが真理を知ってしまった

月日

たったひとつ
手に入れようとした
けどこぼれおちた
なにかしらのかけら
どんなに悩んでみても
ひたすらさみしさが積み重なる
たったひとつ
おいかけていた
けど見つからなかった
林の奥になくし
いくつもかぞえてみたが
ひたすら月日はすぎさった
会おうとしてすれちがう
ひたすら月日はすぎさった

こころさえ

ちりぢりになって
今はきえさろうとする
どんなにたしかな
ひとことも
どんなにただしい
こころさえ
僕は自由であるために
どれほどの夜をこえ
この現実を手にいれた
きえさろうとする
こころさえ
いくつもの朝をこえ
この自分にたどりついた
君を自由にするための

2013年9月24日

おとなしさ

静かな町へ
満月が
たしかな日々へ
あさやけが
二つ島へ
かもめのつがいが
とまっている
おだやかな
おとなしさ
たちどまり
ゆめをみている
イチョウの木
波の音
むねにひびいている

あさやけに

無限のそらに
雪が
ちらほらと
秋は
さらさらと
月の
おずおずと
きらきらと
巡る
時は
ゆるやかに
たおやかに
さやかなる
あさやけに

努力

偉大な人になる為
どんな苦労をした
どんな犠牲を被った
負担が重すぎて
偉大な人である為
どんな不満を抱え続けた
俗悪な世間で一人孤立
全人類さえ君を知らず
無限の大海を眺め
狭い宇宙を手のひらに
偉大な者である故に
偉大な自由を持つ故に
悩みは捨てて
努力を続けるのだ

変えねばならない未来

この国はいつから
こんな姿になった
遠い昔から
独裁者の血族が支配し
奴隷達は疲れきった
この星はいつから
こんな姿になった
近い所から
傲慢な資本主義の都が
汚染を広めていった
希望を秘めながら
旅立つ勇者の様な
理想の担い手
変えねばならない未来

理解不能さ

人間で一番おろかな部類は、理解不能な対象を病気扱いする。
 最も高貴な部類は寧ろ、理解不能さを愛好している。

天の記録

人類がみな
失われてしまったあとで
人類の業が
いつまでもつづくとして
ひとがうまれきた
第一のわけも
よのすえまでも
天の記録にされていく
月はかたむき
日はのぼる
地上のあかりは
よのすえまでも
天の記録にされていく
さも影をもつために

よきこころ

よきことばをつかい
よきたましいをのべよ

2013年9月23日

夜闇

君の愛していた夜闇さえ
虫の鳴き声のなかにきえてしまう
君のかなしみのなかに
すんでいる様な夜闇さえも

2013年9月22日

満月

秋の日にかかる満月すぎさりし

2013年9月20日

ボールをおいかけて
何度もゴールネットを揺らす
それだけのゲーム
必死で走り続ける
この世も似た場所で
何度も地球の回転に揺れて
それだけの自由
必死で生き抜こうとして
たどりついたのも似た光景
現世も似た宿命で
何度もこの星の自然に揺れる
めぐるだけの季節
必死でおいぬこうとした
影は消えつつある

2013年9月17日

朝は少しずつ始まった
夢がかわりつつ
雨が降るあいま
秋は忍び寄り
麗しき日々を更新した
季節は徐々に町を潤す
台風のすぎるあいま
月はかがりゆく
ときのうつろいのなか
空はいつまでも
いつまでもうつくしかった
夕暮れのかねがなり
一面の星空は果てしない
夜闇を湛えつづけた

医療事故救済法案

医療事故を救済する法をつくり、世間の様々な医療でのありえる事故に際して、被害者及び遺族側への適切な法的補償を、加害者としての個人医師並びに医師会側へ強制しなければならない。

台風

台風後月と空気の清らかさ
台風は過ぎて綺麗な月架かる
台風は過ぎて空気の清らかさ

2013年9月15日

記憶

記憶力と、人間の堅実さは比例する。

2013年9月14日

賢愚

愚か者へは語るべからず。かしこき者と会話すべし。

中身

地上という内容
この宇宙という内容を
分解したりつくりなおす
人はどれ程遠くまで見渡した
少しでもいいから
この星の中身を思い出せ
いきていた証拠を
残そうとした芸術家に
はてしなく広がるこの世界
どちらが先にできあがる
少しでもいいから
あの夢の中身を思い出せ
しんでいくかなしみを
残そうとした芸術家に

2013年9月13日

ほしくず

世がめぐり
今はくりかえす
時がめぐり
今をくりかえす
だれもいない夕方
だれもいない午後
しずかにきいている
むしのなきごえ
まちはねむり
ゆめをくりかえす
だれもいない星
だれもいない空
しずかにながめている
一面のほしくず

2013年9月11日

半月

君のいなかった間
全ては暗雲の中にあった
けど空はいつの間に
僕は一人でいた筈の
その堤防で海を見ていた
君は空に輝いて
いつも僕を見守っていた
今日の空に輝いた
世界でただ一つの半月
君はきっといつも
思い悩み沈み込んで
けど君はいつの日も
今日の空に輝いた
世界でただ一つの半月

2013年9月10日

子どもの声

子どもの声午後の町に響いて行く

悪は自滅する。善は救済される。

2013年9月6日

Citizen

Why they will come within shine
Perhaps they will be great citizen
Or somebody be willing to make
All over the earth world

Isohara

Summer for autumn by the sea shore Isohara be with anew comfort breezes

2013年9月4日

定額給付金恒例化案

ベーシックインカムのかわりに定額給付金を毎年恒例化して、その額を景気を見つつ微調整するといい。

うつくしき自然に町は秋を繰る
残る日は花火を見ずにすぎさりし
袖の長さが変わりながら今日をふる

正しい心

あらゆる時代がすぎさって
唯一正しい心がやってきた

2013年9月3日

みんみんと蝉が鳴く間に朝は来し

優れた国

悪い国
悪い時代に生まれてしまった
後悔しながら日々を過ごす
最悪の心地で
どこか遠くに
真のよい国があって
日々はかがやいている
悪い人々がいない国
美しい国
素晴らしい時代に生まれた
感謝しつつ明日を過ごす
未来の子供の為にただ
僕は最高の理想と夢を
うたい続けねばならない

2013年9月2日

晩夏

日々を忘れつつ秋が近づく