2013年4月21日

言語の目的性

言語が自己目的化する事は結果的に、彼らを特殊な態度に置く。奇遇な事にこういう現象は、最も文民的な国々でも起きていない。だがどこかでそれは起きるだろう。
 言語が起こした現象は特に記号分野で甚だしくかんがえ方や行動原則をかえる、という場面で最も極端な印を伴った。科学文明自滅論はその極端な変異性への恐れが生み出したものだろう。特に強大な兵器はこの破滅を誰もに想像させ得たが元はといえば自然界にはなかった言語の示しとして、行動が変化した結果に付随したものの結果だった。
 言語の用法を非哲学化する事は、こうして言語元々の目的にとっては不都合なのである。言語が記号を伴って変異を起こす場面で、それが極端にならない為には理解度という認識体系が安定して存在する必要があるから。言語の自己目的性を防ぐ事は、結局非特殊化又は普通化という理解の世界観に帰着している。