2013年2月25日

にわ

夕に住む光のありか、どこからどこへとうつりすんできた光なのか、さえ。だれにとってのそれ、なのかをしるべき人はしらない。
 いつしか、できごとがまとまってしまったあとで、だれにそれをおいかけられたという。はるかに、昔から今までをのべていく、無数のかんざし。ささのそよめきにうごかされる風、どうしてそのにわのひとすみをふいたのかしるひともいなかった。訳は、徐々にきまったという。松、わかったとおりできごととして、ちかづいている。ちかづいてはさっていく。大まかに、きづいたとおりの社会の羅列をさぐってみればいい。もし万物があたりまえで、だれもがしりきったあるまちがい様のないさまをおしきっていた、として。第一、第二と事態は推進されていく。物事がつとに、きりかわりつつめぐりかえった。