ぼくらはゆめみたいに
よいしゃかいをめにみていた
あるひそれはあんてんした
すこしずつよのなかはくらくなり
やがてさいあくのありさまになった
どうしてこんなにわるいのか
わからないほどひどいにんげんしゃかい
こどくのそこでおいつめられ
つねにしいたげてくるごくあくにんとあらそう
にほんとなづけられたよのなかは
ほかならずそんなせかいだった
いったいそんなしゃかいにどんな
ほんとうのじんせいがまっていたのかしるよしもない
だれでもこんなふうになるとはおもわなかった
はなれて
とじてしまった
しっかりしんじる
たしかだったもの
なにもない
まっしろのそら
のこっているつき
だれのためでもない
もうしるよしもない
わかっていることば
われらがのぞんでいた
まぎれないまこと
それでいいか
しるよしもない