2013年1月23日

哲学の道のり

全ての歴史、全ての自由、人類のあり方が自分には本来あるべき姿からずっと遠いと感じる。そしてそういった世界に近寄ってしまった事をとても残念に思う。この本来の姿に近づけない訳は、おろかで性質の悪い他者だ。このたちの悪い他者の有りさまは常にあり続けた。本来の姿に比べ、余りに低俗かつ悪質な他者。自分が嘗ても今も格闘せざるをえなかったのはこの邪悪な他者達だった。彼らとの接触はほぼ悪い結果を伴い、自分の本来の姿に傷をつけたり、それを乱し虐げた。他者なるものは常に邪魔だった。
 この命題を省みて、自分というものは恐らく全ての他者なるものより善良乃至は神の思いに近い生まれつきであり、この神学的な性分の為に世間並なるものからの違いが徐々に明白になったと思える。

 自分はこの神学的な理論を司るある職分の原型質で、それは未来に渉ってもそうだろう。一般に哲学といわれているこの領分は、確かに人間を以前とは異なって神らしくするのに役立ち、事実その唯一の道のりなのである。それを通ってのみ究極のくらしや処世への態度がえられる。
 未来の人々の中には確かに、自分の末裔がおり、この自分の辿った哲学の道のりをゆくだろうし、結果今より遥かに神らしさに近い姿をとる事になるだろう。