たちつくす
おおあめのあいだに
よるがひたされていった
あふれかえった
さざなみのそこで
かぎりない
おおあめのあいまに
まちがみたされていった
ひたしきった
まよなかのそこで
もうすでに
だれでもなく
よるはまちをひきよせ
あさのひかりを
すぐそこまでよんだ
あさのひかりを
このよにてらしだす
かぎりない
おおあめのひびきは
ひるにつきをめぐらせ
あるすべてを
しずかにひたしきった
ゆきのふりゆく
このよにふりそそぐ
あさのひかりを
このよをてらしだす
あまかけるひかりを
このよをみたしゆく
あさひがたちのぼり
あるすべてをてらす
あさのひかりだ
みらいをてらしだす
このよをあかるくする
あたたかくまぶしい
あさのひかり