ぼくがおいかけている
ものはどこまでも
てにはいらないのか
おおむかしのこと
ひとがおいかけてきた
ことをくりかえす
ないものねだりすら
いまここでのこと
きみがさがしつづけた
ものはどこにある
あのときのことを
いまでもおぼえてる
もううしなわれていった
ちいさなたからものを
いくつかのおもいでは
ながれるようにきえる
のこされていくのは
むなしいゆめのあと
いくつかのできごとは
わすれられることなく
のこされているのは
むなしいゆめのあと
いくつかのかなしみが
どこかにたどりついて
いったいなにをもとめ
つづけられるひびへと
このやりばのないくいと
あるべきみらいをきざむ