2012年10月25日

政治学

群れる習性をもつ人々は、判断力、理解、物分り、善悪を見分ける機会がより少なくなる。それらの習性は、元々社会性と見た時に最善の能力ではない。いいかえると一般知能的な行いではない、といえる。
 国家或いは地域の単位でこれを見たとき、最善の人々は必ずしも最大の群れではない。徳治国が必ずしも最大の帝国状態ではない事がそれを証左している。
 政治的な目的が目的の王国としての最高の徳治国だった場合、ここに群れに関する区分が入り込むだろう。国家や地域と見た政治的目的性は、徳治の高度さにあって必ずしも帝国的覇権にはない。