2012年8月12日

そうなってしまっている、昔話のより所すら辿りついたありきたりな必然。きがついた様に、ふりしきる雨の最中になきはらすあじさい。葡萄の合間に企まれた、いつかの再現。
 よかったかどうかさえしらない。気づかない、侭でいる。もし分っていた侭にすぎさる、まっすぐな調べによどんだ未来がおいつくのなら。
 ばらばらになってとけてしまう、ばらの花。
 とけている、夕べりにしがみつくつた。