ねぎらいによって
ひとのこころが
きずつけられるなら
そうきみは
なにひとつしなくてよい
ただにこやかに
いえのおくの
しずかないおりで
こどもとなかよく
いまのひを
たのしんでおればよい
なぜこのひろいそらで
くだらないしごとに
女が汗を流すのだ
大宇宙がどれほど
きみをきずつけたとしても
それはすぐれた
運命のおとずれだった
ちいさな田畑に
うえられた
いちごみたいに
きみのゆめははてしなく
このほしぞらのむこうまで
みたしている
こころのやさしさ
それにきづくものは
ただここに
ひとりいるだけだ