津波規模の予報がおもにNHKを通して停電前、初めは実際にきたものより大幅に少なく出された。この気象庁の予想systemの致命的欠陥が多くの人命を、否応なしに奪い去った事を我々は反省すべきだ。
この第一報後に出された「修正された」予報は、前回より高めだったとはいえ、結局そのどちらをも上回ったか、場所によってはそれらの中間の高さの津波がきた。そして第二報さえ停電によって誰もききとれなかったのだった。
もし第一報が常に「念の為に大きめの見積もり」が出されるsystemであったならば、かなり多くの人命は、その気象庁への信頼の為に救われていた筈だった。そして事前に、これらが飽くまで人知の限りの予報であって、現実の精確な予言ではなく、ただ参考にしておく程度に留めてより危なげに見積もった安全側をとって個々が自分から予防的にふるまうべし、と警告されるべきだったのだ。