2011年10月8日

あたかも立派にみせようと
あたかも有能にみせようと
さまざまな無知をおしかくす
民族主義に厳密性と実証的根拠すらないが
お笑いじたてに優越感をほこる恥知らずの
俗物だらけで吐き気がする
こんな社会にしてしまったのはだれだ
すでに失われて
二度ともどらない福島の綺麗な
浜通りの海岸線だけが気掛かりだ
一体この邪悪なる世間は
私になんの報いをあたえるというのか
権威主義の腐った社会では誰もそういわない
実際なにもわからない人たちなのだ
団塊の頭はからっぽだが金だけ詰まっている
ちいさなころ
励まされたとおりに
僕はなにごとかを書き続けた
麦わら帽子の小説をほめられた
ころから一貫しているともおもうが
その小学生のみていた風景が
よりよくなってきたとも思えない
世間はますますわるくなり
僕におぶせられる負担だけがふえていく
大地震の後で入れなくなった岬の公園の様に
永遠にきえてしまいそうな思い出として