2011年3月9日

大学生

彼は議論が少しもできない。あなた方は議論のできない大学生が企業に入って愛想をふりまく世界をつくってきたのだ。彼は僕へ喧嘩を売り、少しも恥じず、猿のごとく女の尻をおいかけて世間を見下していた。四大卒と言い、学力よりも社会的差別を生きる理由にし、少しも協調心はなく悪どい中傷を性質としていた。
 世界には学業への意欲がありながら家庭の事情で不可能な人間がいくらもいる。その真上から制度となった学歴差別の雇用体系へただ乗りし、学生生活を放蕩に過ごし、立派な学者らを謗りながら中身のない学位をたねに商売社会へ割り込み、不純不誠実なる雌と戯れる俗悪な人物。そしてあの学問の意欲と才能がありながら不本意にも、うまれもった能力未満の就業へあてられた別の同郷人へ救いを。
 中産階層の害悪へ報いを。彼等は学業を推進する意欲ある先導層へあらゆる悪意と誹謗をふっかけながら、己どもの賎しく浅ましい子孫の繁殖数だけを気にしていた。老人の悪業へ目先の損得だけを理由に身売りをし、我々勉学に志した同志を、山ほど儲けた金と受賞、虚しい学歴でこけにしていた。そんな生命体へは少したりとも徳がない。