2011年3月21日

無垢の真実

君はこの世にがっかりしている
昔、世界には立派で偉大な人達が
数かぞえきれない程いるものだと
信じ込まされていた
現実に、君が見たのは
陸でもない、つまらない、取るに足りない
情けない、出来損なった、柄のわるい
無数の自称大人達だった
金をもうけて、迷惑をまきちらし
優等生の足をひっぱり、学歴差別で人格を謗り
道徳を無視しつつ、学業を小馬鹿にしている
そんな性わる人らに囲まれて、それでも、
彼らが次々殖えて行くのをみせつけられている
あの地震が却って
善良で罪のない人を攫った
その死者の上から「天罰だ!」と言う政治家は
日頃の悪業と過ちとに少しも反省の色がない
僕は絶望する
自称天皇を狂信する大勢の群集
その中で唯一人、全く善意のない
何一つ知恵と工夫の実行されていかない
老廃した俗物に囲まれて疲れきっている
彼らはとてもとても重く、堪え難い重荷だ
倭人の群れ、群れ、群れ
さらに彼らに負ぶさる、無数の俗物が育つ
僕は孤独の中で真実を見つけようとする
何一つまじりけのない無垢の真実を